中川コージのプロフィール
 
 
 
 
 
 
             
          (2020年8月1日現在)  
 
  1980年2月29日生まれ(戸籍上は3月1日) 埼玉県行田市出身 B型 魚座
本名:中川幸司(なかがわこうじ) 家族構成:妻、長男
戦略科学者、経営学博士。
コミュニケーション言語:日本語・中国語・英語
 
       
   
学歴(アカデミックキャリア)
 
    1986.4〜1992.3 行田市立中央小学校 卒業  
    1992.4〜1995.3 行田市立忍中学校 卒業  
    1995.4〜1998.3 埼玉県立熊谷高等学校 卒業  
    1998.4〜2002.3 慶応義塾大学商学部 卒業 (商学学士号取得)  
    2002.8〜2003 (英国)Harrogate語学単科学校留学
(英語学習+『Alice's Adventures in Wonderland:不思議の国のアリス』の文学研究など)
 
    2004.9〜2006.3 (中国)北京外国語大学漢語進修班 卒業  
    2006.9〜2008.7 (中国)北京大学大学院 光華管理学院 企業管理学経営戦略学科専攻 修了 (経営学修士号取得)  
    2008.9〜2012.7 (中国)北京大学大学院 光華管理学院 後期博士課程(関連リンク
企業管理学国際経営及び戦略管理学科(Strategic Management)専攻 修了 (経営学博士号取得)
 
    2015.4〜2017 デジタルハリウッド大学大学院 特任教授   
    2014.10〜現在 (中国)中国人民大学 国際事務研究所(Institute of International Affairs) 客員研究員  
           
   
職歴(ビジネスキャリア)
 
    1999〜2001 (慶應義塾大学生時代)ICT関連ベンチャー設立に参画。プログラミング、企業ICTコンサルティング業務等  
    2001.9〜現在 国内事業会社(コンサルティング)設立メンバー・役員  
    2004〜2007.7 中国内において市民活動組織・中国日本人学生会ネットワーク(略称RX1) 任意団体として発起人・役員 2007年7月にNPO化を達成。  
    2010.3〜2011.11 国内事業会社(広告エージェンシー)にて 海外事業担当役員等歴任  
    2011.11〜2014.12 香港事業会社(コンテンツ開発・ライツ事業)にて CEO  
    2014〜現在 実父の病に伴う引退により家業の自動車関連零細工場管理を事業承継(第5代目主)。同時にコンサルタント業務は継続。複数のエンターテイメント・ライツ・コンテンツ事業会社の顧問等として参画。  
    2019〜現在 『月刊中国ニュース』編集長〜チャイナ政府広報記事を翻訳し「日本人的見方」としてツッコミをいれるスタイルを確立。  
           
   
メディア出演歴
 
     
TV地上波:『朝まで生テレビ!激論!建国70年ド〜なる?中国』(テレビ朝日系列 2019.09.27)、『朝まで生テレビ!元旦SP 激論! 2020 ド〜する!?日本の未来』(テレビ朝日系列 2020.01.01)、
 
     
ラジオ:『辛坊治郎ズームそこまで言うか!〜激論Rock&Go!』(ニッポン放送 2019.10.13)。『飯田浩司のOK!Cozy up』(ニッポン放送 2019.12.31)、『辛坊治郎ズームそこまで言うか』(ニッポン放送 2020.07.02)
 
     
ネット番組:AbemaPrime(AbemaTV)、いくバズ(文化人放送局)、松田政策研究所チャンネル
 
     
 
           
   
社会活動歴(バックグラウンド)
 
     
所属思想団体等:なし(無所属・党籍なし・特定宗教への信仰なし)
 
      家庭環境:祖父-故・中川直木(埼玉県行田市市長連続8期当選32年間在職)   父-中川邦明(埼玉県行田市市議連続3期当選12年間在職、市議会議長経験) ※後援会組織等を祖父または父から継承してい無いため、世襲でない。   母-故・中川要子(乳がんからのがん転移で18年間の闘病生活後、病死)  
     
社会活動の考え方:新自由主義対応観(ネオリベラリズム対応観:解釈上の詳細は後述※)・グローバル資本主義(解釈上の詳細は後述※)・ホールディング型政党政治体制(概念表現のための造語)・サイバーハイブリット民主主義(概念表現のための造語)

※ひとことまとめ。避けられない新自由主義には、抵抗するのではなく対応すべし。波をのりこなすしかない。日本はサイバー立国。サイバー最高国家を目指す。
※経済産業については、文化・知性イノベーティブネスを主要国家固着資産と定義付け、プラットフォームたるグローバル資本主義を攻勢利用する。国家は、私的企業が行動主体としてイニシアチブを有することを積極的に認め、また、国家国民益は国土固着企業及びMNEからの納税地選択肢としての持続的競争優位の度合いに依拠したものとみなし、当該競争優位のための国家政策を推進する。
※政治体制については、地域と中央の分業明確化を経て、より強固な地域資本発掘と、より強力な保守的中央政府機能を推進する。また、政党体制はこの構造に最適なフォーマットへと変化させる。国家のサイバーインテリジェンスを強化し、行政サービス、外交・防衛・軍事、各種産業へのICT積極的利用のみならず、超長期的にはAI・人工的知性・社会集合知性の部分的、限定的民主主義意思決定者としての社会参画を将来に渡り求めていく。)
 
      ライフワーク・主要対策課題:日本国政府諜報機関強化(国家情報局へ。『情報安全庁』構想。)、多国籍企業による日本国益、地域行政ネットワーク  
     
専門的政策研究:「アジア地域の企業戦略」、「ICT政策による日本の国際競争力強化」、および「国際的市民活動組織の経営戦略」等 (関連リンク
 
           
    2010.07.11(投開票日) 第二十二回参議院議員選挙 埼玉選挙区より立候補、 8万4897名の有権者の皆様から票を頂くも、当選ならず。  
    2014.12.14(投開票日) 第四十七回衆議院議員総選挙 比例東京ブロックより立候補、 当選ならず。  
    2016.3〜2016.5 自由民主党 参議院議員選挙ネット公募『オープンエントリー2016』ファイナリスト。  
           
   
座右の銘・趣味
 
    座右の銘・好きな格言: "Success is not final, failure is not fatal: it is the courage to continue that counts."(邦訳:成功がゴールではない、失敗が終わりでもない。肝心なことは、続ける勇気なのである。) by Winston Churchill (ウィンストン・チャーチル:イギリス政治家)  
    趣味は、料理(作る・食べる両方!)、フィットネス、ウィスキー(家のみHappy)。 好きなものは、メガネ、ネクタイ、文房具、ボード・カードゲームコレクション、陶器・焼き物コレクション。  
    好きな楽曲(代表的なもの一部)は、モーリス・ラヴェル『ボレロ』、フレデリック・フランソワ・ショパン『ポロネーズ第6番 変イ長調・英雄』、ヴァシリー・カリンニコフ『交響曲第1番ト短調第二楽章』、ドミートリイ・ショスタコーヴィチ『ジャズ組曲』、ビル・エヴァンス『ワルツ・フォー・デビイ』、ジョージ・ガーシュウィン『バット・ノット・フォーミー』、外山雄三『管弦楽のためのラプソディ』、ジョージ・ウィンストン『Longing/Love(あこがれ/愛)』、ブランク・アンド・ジョーンズ『クリーム(Trance Nation Disc1)』、Jakatta・ジャカッタ『ソーロンリー(The Karma Collection Disk1)』  
         
             
 
 
       
  人生エピソード:『初恋の苺』〜思い出の初恋について。

 幼稚園の頃、一番好きな女の子から貰ったバレンタインチョコレート。人生初の喜び!苺をコーティングした手作りチョコ!! 歓喜の時代はいまここに、あぁあこがれの女神よ!    しかーし、残念ながら当時、生物学・細菌学の知識が無かった幼稚園児の僕は、嬉しさのあまり、半年以上そのまま机の中に保管するという、やんちゃな愛嬌っぷりを大いなる間違った方向に発揮・・・。 青カビの神様に愛されてしまいました。
 
       
       
  人生エピソード:『ダイエットキング』〜思い出の努力について。

 僕は、もともと18歳の頃に、体重がなんと128キロあったのだけど、その半分くらいの体重になりました!ちょっとした自慢!
ダイエットは難しい!?ノーノー。難しいんじゃないくて「忍耐」が必要なだけ。確かに僕もとても辛かったけど(笑)。

 計算式は単純明快! 簡単に言っちゃえば「摂取カロリー」よりも「消費カロリー」のほうが大きければ、脂肪が減っていくわけ。うーむ、簡単だ!簡単すぎる!ってなわけで、この計算式があってるかどうかも確かめず、無謀にも始めた僕のダイエット計画。

 128キロのファットボーイが向かう先は!? 血の滲むような努力とは!? カロリーを徹底的におさえたダイエットメニューとは!?  王道のフィットネスとは!?  感動の鎖骨との対面!  エコノミークラスで機内食のおぼんがおりない腹部贅肉の恐怖とは!?  階段5段上がると息がきれたその瞬間、心臓の気持ちは!?  愛がダイエットを・・・!?  走ると揺れる全身の脂肪で激痛が走る!?  二重あごではまだ甘い、三重あごで下を向くとどうなる!?  

 小学生から十代後半まで、1日トータル数千キロカロリーくらいを摂取していた僕が、一念発起!激動の中、冷静と情熱のあいだに走馬燈をみながらチャレンジした青春ダイエット白書を聞きたい方は、ぜひ僕にメールを〜!
 
       
       
  趣味への情熱:『カレーは調味料です。』〜カレーへの一家言。

 減量ダイエットをするのに、実はとてもお世話になるカレー。そう、あのスパイシーな食べ物、インド発祥、イギリス経由、ニッポン海軍さん御用達から日本にひろまったアレです。  ダイエット目的で僕も研究に研究を重ねてこだわりました。あのカロリーの低さとエネルギーの高まり方のパフォーマンスの良さはダイエットに最高だと思われますね〜。  なんてあのかぐわしい香りが、こうも僕のココロをわしずかみにするのか!??鍋から立ち上る香りをかぐだけで、大脳を刺激し、快楽ホルモンが大分泌!おそるべしインドパワー! というわけで、僕はカレーが上位5本の指に入る好物です!

 ひとつだけ友人たちの誤解があるとき僕がかならず訂正したくなるのは、カレーは食べ物の種類ではなくて、「カレー=複合的な調味料の味付け」ってことです!
 海外のひとが、「うどん」、「おでん」や「牛丼」を「ダシ醤油料理」と言ってしまっているようなもの!うどんは、だし醤油スープ麺じゃないし、おでんは、野菜のだし醤油煮込みじゃない!うどんはうどん。おでんはおでん。

  ウンチクはともかく、美味しい物は美味しい!そしてカレーは情熱だ!爆発だ! テクノロジーだ!アートだ!直線的なアンニュイ!力強いコケティッシュ!

 カレーをつくるときに、市販のカレールーやカレーパウダーも使けれども、カレーをスパイスから調合して、お休みの日にゆっくりとつくるのはお勧め!めちゃくちゃ美味しい!そして実はとても簡単!・・・っとコダワリがどんどん言いたくなってしまいます! ターメリックとカルダモンが仕掛ける「スリル」。クローブとガラムマサラが引き起こす「サスペンス」。そんなカレーの無限なドラマを、カレーファンのみんなとじっくり話しこみたいです(笑)!
 
       
       
  人生エピソード:『ガン』〜思い出の病気について。

 僕が小学校の時に初めて「乳ガン」が見つかってから、母の18年間に渡る闘病生活が始まりました。 毎日学校に僕が出かけるたびに「行ってきまーす!」と元気に僕は言っていたけれど、毎日これが最後の会話になるんじゃないかと、登校していた不安の日々。最初の手術から数年後のがん転移の発見・・・。  繰り返す入退院。  抗癌剤の種類が替わるたびに副作用に苦しむ母。  異常な量の薬を朝昼晩に飲む。  度重なる手術ごとに、本当は不安でいっぱいだろうに父と僕に「元気そうに」ふるまう母。 最後は、脳に転移。 病気でも食事だけは元気にとっていたのに、ついに食事も飲み込めなくなる。  モルヒネで身体を楽にさせるか、意識をはっきりさせて話すかの選択肢の連続だった終末医療。  僕が泣く、父も泣く・・・。  うん、これはあまりにも長くて強い思い出だから、書くのはこのくらいにしておこう。 「お母さん僕を産んでくれてありがとうございます。」
 
       
       
  人生エピソード:『国際テロリストからの手紙』〜思い出の手紙について。

 2001年911事件に続き、ホワイトハウス炭疽菌テロが報道され全米が震撼。全米各地の郵便物に同時多発的に炭疽菌が混入されるという悪夢だった!物流に打撃を与えテロの恐ろしさを改めてアメリカ社会に訴える・・・。
 一方、場所を移して、平和な日本の埼玉県行田市では、宛先は「Nakagawa Koji」の手紙が届いていた。

 ・・・・ロンドンキングス・カレッジに通っていたケニア人の友人から届いた手紙に隠された秘密とは?  白昼の事件、何も知らない郵便配達員、僕に手紙を手渡す父、そばにいて茶をすする母。ハサミで開封しようとする僕。中に入っていたのは・・・まさか白い粉・・・・!?  

 手紙の正体は、ロンドン爆発物事件でイギリス警察・スコットランドヤードに手配されたアラブ系国際テロリストからのエアーメールだった! 開封してしまった現代版悪魔。 同日にTELとEメールで「Hazard!!!(警報・警告)」のタイトルが届く。 炭疽菌感染したのか?ん!?えっ!? 皮膚が黒色に変化!? 潜伏期間???  平和な日本、いや平和な田園風景の行田市に国際的テロリストが忍び寄る!!

 いまだから言える、映画化決定していれば興行収益史上最高も間違いないかもしれなくもないかもしれない超大作なゴールデン裏話の全貌を大公開!

  「人種や宗教は関係ないんだぜ!」的なラストシーンに大期待! ・・・・なこともありました(汗。  あはは。
 
     
     
  人生エピソード:『夜のシャンゼリゼ』〜思い出の旅行について。

 バックパッカーをやっていた頃、フランスパリからイギリスに発つ便を予約していて、単純にミスで出発日の前日に到着してしまった!当然安いチケットなので変更もできずに、ガッデーム!
しかし、これがよかった。凄くエキサイティングで楽しかったパリ旅になりました。

 ポケットには5ユーロのみで一晩を過ごすことに。年の瀬も迫った12月末。雪のふる夜のパリは寒かった!
まずは、5ユーロで「ビスケット」と「水」を確保。
午後は普通に観光し夜をむかえる。さてこれからが「宿なし」旅の本番!  凍てつくシャンゼリゼ、無言で立ち尽くす凱旋門、ガラス張りが寒々しいルーブル美術館エントランス。昼はあれだけ賑わっていたパリの街はお金のない客に厳しい(笑)。
24時間インターネットカフェにて過ごす作戦をたてて、ようやく店を発見し転がり込んだもつかのま、なにやらフランス語で店内アナウンス・・・、少なくなる客。なんだなんだ!? オーノーー!年末特別営業でまさかの短縮営業だって・・・。

 深夜24時、あまりの寒さに凱旋門とエッフェル塔を往復して走るという、よくわからない目標をたてて自分を鼓舞!
走りながら、あまりの寒さに冷気が直接肺にはいるのを防ぐためにマフラーを口にあてがう、そうすると今度は息が苦しいというジレンマ。
あまりの寒さに鼓舞されるどころか、体力が奪われる。

 午前2時、街角に立つ警官達が走っている僕を怪しく思い、無線で仲間たちと連絡をとりあう様子が見える。やばい捕まる! 
立ち止まれば凍えて、走れば警官に目をつけられるという事態に陥り・・・・ついに・・・僕はやりました!!!地下鉄排気口の上に転がるという路上生活常套手段! 
何か辛そうなシチュエーションなのに、シャンゼリゼで通気口に寝そべるという昼間では絶対にできない楽しみを得て大満足。
非日常を楽しめてサイコーに愉快痛快。地下鉄の排気口の上で笑顔の東洋人・・・・絶対に近づいてはいけない危険人物だ。  教訓:排気口は暖かい。

 眠気と寒さから、こんな路上生活もアリだなと一瞬頭をよぎるも、気を取りなおして午前3時、ガーデノード(パリ鉄道の北駅)まで歩いて向かう。
ベンチもみつからなかったので駅の構内手前で座っていると、遠くから警察犬の鳴き声が!犬が浮浪者を追い立てる、警官も叫んで追いかける、僕もターゲットにされる!
ヤバい、これはまた捕まるピーーンチ! ということで、ガーデノードを二種類の国家権力の「犬」によって追い出される(笑

 ってなことをやっているうちに、パリの街のカフェがオープンする時間に・・・。
他にもいろいろあったのだけれども、ガイドブックには載っていないし、違法ではないけれど警察の方に迷惑をかけちゃうのでやってはいけないよというパリの旅でした。


僕の思い出の旅、上位にランクイン!夜のシャンゼリゼ!!!
 
       
     
  趣味への情熱:『カメラ ラバーズ』〜僕とカメラと写真。

 何を隠そう、僕は大学生の頃、好きな女性アイドルが幾人かいてそのイベントに行っていたのですが、そこで周囲の気合が入ったファンが持っていたのが最新鋭のカメラ。これが大きくて、メカニカルでかっこ良かったものです。そして僕にとっては「アイドルを可愛く撮影したい!」という不純な動機から実はカメラを最初に購入したのでした。
 この高性能カメラによって実際にそれまで使っていた「使い捨てカメラ」とは比べものにならないくらいの「美しい」写真がとれたのですが、もっと技術をあげたいと思っているうちに、アイドルを撮りたいという動機よりも、カメラそのものと写真の芸術性にハマっていきましたね〜。

 SX-70というアンティークなポラロイドカメラや、ロシア製LOMOというトイカメラの元祖、そして報道現場で使われるような高性能の銀塩カメラ・デジタルカメラも高いけれども奮発して購入しました。

 なんでしょうね〜、カメラと現像した紙の写真の良さって。
日常の一部分を切り取る作業。 現実よりも現実に見せる虚像。 光と色の神秘的な関係。人間の目の力を超えたメカ。 温かいノスタルジー。 描写的かつ抽象的なアート。静止画ゆえのインパクト・・・。


 実は父も学生時代に写真部に所属していたそうで、年季の入った手動フォーカスの当時高級だったカメラを今でも持っています。
父との共通した数少ない趣味なので、その意味でも僕にとっては時代を超えて、大切な人生を豊かにしてくれるものになっています。
 
     
     
  趣味への情熱:『ワールドティーパーティー』〜東インド会社・ボストン茶会事件・アヘン戦争。

 僕がイギリスでも中国でもタイでもお世話になったのが「お茶」。

 イギリスの食事はポテトとポテトとポテトの連続。世界的に有名なようにイギリスの食事はバリエーションが少ない。
不味いわけじゃないけれども、決して調理法が豊富ではなく、美味しいとは言い難いのは事実。(イギリス人の友人曰く「イギリスは農産物に恵まれた国だからポテトと水茹で野菜に塩をかけるだけで美味しいんだ!エヘン!」とのこと・・・。えーっと。。。ww)
一方で、中国の食事は確実にバリエーションに富んで美味しいけれども、どうしてもその多くが脂っぽい。
タイの食事は美味しくてアブラっぽくはないけれども酸味、辛さ、甘味がどれも「ハイテンション」で、口の中が常に踊ってるような感じ。

 そんな中で、どの国でも「お茶」は美味しかったです!日本人がどこに行っても楽しめますね〜。
イギリスの「紅茶」、中国の「緑茶、青茶、黒茶、黄茶、白茶、花茶」、タイの「緑茶、青茶、菊ハーブ茶」・・・。それぞれ砂糖を入れたり、ミルクをいれたり飲み方は自由。
(紅茶などは、産地までたどるとさらに奥が深い歴史があります!)


 僕が小さい頃は日本では「緑茶、ほうじ茶、抹茶、輸入紅茶」しか手に入らなかったけど、世界に出てみて「お茶」の世界の広さと、「お茶」だけが唯一といっていいほど世界の「食についての共通感性」だと思いました!!(コーヒーも世界的広がっているけれども、世界的に一様であって、バリエーションが低い。その土地の歴史文化に根づいているコーヒーの地域はとても限定的。)。


 あまりにも、世界でお茶が好きになってしまいビジネスでも関わるようになりましたが、世界のお茶を体験するのは楽しいです! 実は過去の多くの戦争とも関連づいていて歴史も深いんですよ〜! 
 
       
     
  人生エピソード:『現代版科挙』〜思い出の試験について。

 科挙の試験といえば、中国で(隋朝から清朝まで)数百年の歴史をもつ「人類文明史上最強」とも揶揄される凶悪・邪悪、奇想天外・奇々怪々、摩訶不思議な珍妙奇天烈超難解テスト制度であ〜る。

 この試験制度は官僚登用のためにおこなわれていたそうで、皇帝のお膝元の官僚としてあらゆる行政執行を行う官僚の採用という。
現代の日本でいえば「国家公務員一種試験」のようなもんでしょ。


 当時の中国でこの科挙を受けるためには、家庭教育環境が整っていなければならなかった、ということでそもそ制度上で教育格差をうみそうだけれども、決して悪い意味ではなく、それが最低条件だったようなものですね。
試験は超厳格であって、しかもその試験に落ちれば「お家破門」のような状態になったらしいです。
しかも、最終合格者平均年齢26歳、最終合格率はなんと3000倍!!(0.03%)
日本の最難関の試験といわれた司法試験(旧制度)でも合格率0.4%だったわけだから、この科挙がどれだけ難しかったかは筆舌に尽くしがたいですね。想像するだけで勉強のプレッシャーが恐ろしいです。




・・・それで、僕も実は在籍するまで知らなかったのですが、なんと北京大学 大学院 光華管理学院は、
(ちなみに、日本の大学学部制度と異なり、欧米と同じく中国の総合大学というのは学院ごとに独立性が強く、学院の集合地区の総称が大学というようなもの。だから、学院ごとに制度も異なることが多いです。この光華管理学院というのは、北京大学の中でも別格で、他の学院とは異なり名実ともに最高峰。そして、試験の難易度も最高・・・。)
入学試験が中国全土で最難関なのはともかく、博士課程ではなんとさらに論文提出前に「現代版科挙」ともいえるレベルの「能力判定試験」がありました。。。

 超級難関倍率の入学試験で落ちて入学できないのはまだいいのですが、数年以上も必死に勉強した後に、この「科挙」に2回落ちると「退学処分」というのは本当に痛い人生ペナルティーですよね。



 その試験は、たった3問!!筆記試験時間60時間!!! 3日間に試験科目分けて試験じゃないですよ!連続して60時間の試験!!
1日目の12時キッカリに試験開始、そして3日目の24時に終了です。
1問あたりの解答時間の割り振りをどうするか、どのタイミングで食事を取るか、睡眠をとるか、などもすべて計算しておかないと時間切れになります。。
その数日後に1時間の面接時間で数人の教授陣(学院内部だけでなく、外部からも招聘)から質問攻め。

 中国にもかかわらず、オール英語の試験であって、それでいて面接では中国語と英語という内容。トリリンガルでも、バイリンガルでもない僕は、普通に日本の大学を卒業したレベル、大学受験英語程度のレベルから出発して、その後に英語と中国語の二か国語語学習得しているので、まー、本当にこの試験は言語的に苦労しました。

 語学の壁だけじゃなくて、もちろん専門の「経営学」の内容も、古典的な議論から、最新の議論まであらゆるところを網羅していなければなりません。というか、もしこの試験がここまで難易度高いと事前に分かっていたら入学してなかったと思います(笑)。



 結果・・・僕は1度目は「Retake」の結果。「再試験」つまり、今すぐ退学勧告じゃないけど、合格ではないよ、次にチャレンジせよ。とのこと。
半年後、最後の機会、試験2度目・・・・合格しました・・・。 感無量。涙です。研究仲間のマッキンゼー米国本社に籍を置く米国籍の彼も、共産党青年団の中国籍の彼も受かることができました。そして、優秀だったにもかかわらず不合格となった仲間もいました。(実は、僕も当然に不合格を想定して、試験前に退学の準備をしていました・・・。)



 ビジネスの合間をみながら、一日5時間以上の勉強量をコンスタントにこなした数年間。うーむ、振り返れば人生でも稀な良い経験だったのかも、と思います。
あれだけ優秀な幾人かの仲間が不合格で、僕が合格できた結果はラッキーだっただけだと今でも思っているので、実はすでに結果は僕にとって意義が薄いんです。それよりも、中国のド真ん中で歴史の重みを感じる「現代版科挙」のために必死に勉強し、そして受験できたのは、純粋に良い思い出です!
 
       
       
  趣味への情熱:『クレイヂーメガネ』〜メガネは芸術なり。

 僕の「メガネ好き」は周囲の友人たちにだいぶ浸透しています。(恋愛対象がメガネ女子、いわゆる「メガネ萌え」ということではなく、僕自身がかけるのが好きという意味でありまーす)

 もともとはメガネ=視力矯正器具だけの機能として捉えていたので僕もそれほどコダワリはなかったのですが、20代前半の頃、フランスのメガネブランド「アンバレンタイン(Anne et Valentine)」という女性クリエーターさんのメガネ、というよりもアイウェアを見つけたのがきっかけで、「毎日かけるものだから天候、洋服や仕事内容などにあわせて毎日コーディネートしたほうがいいな」と思うようになりました。
ブルーやグリーンなどが、めちゃくちゃ発色がいいんですよ!

 発色が良いアイウェアをかけると気分も上がりますし、仕事の打ち合わせのときには落ち着いたカラーで少し遊びだけ心が入ったようなものを選んだりします。所有本数はレンズが入ったものは30本、フレームだけも含めると50本を超えます。


 ただし哀しいかな、僕のアイウェアやネクタイのセンスは、イギリスやヨーロッパ諸国の影響を受けているので、埼玉の地方に居ると「おめー変なもんつけてんなぁ、なんだいそりゃぁ〜?」と親しいご近所の高齢の先輩方からご意見をうけてしまいます(笑)。
 
     
     
  人生エピソード:『ハンブルグミッション』〜思い出の肉について。

 ひとりの肉料理を愛してやまないオトコが、遥か遠い彼方の黄金の国ジパングより冬のドイツに舞い降りたぁっっ!!!
 ビーフを神と崇め、ポークに祈りを捧げ、チキンに教えを乞う、其の男の名は、中川コージ・ザ・ラブミート!!(自称)


 ・・・今回のミッションはたったひとつ。「ハンバーグの原点を求めてドイツの都市ハンブルグへ向かうこと。」只々ハンバーグステーキを食べたい一心で、遠路はるばるやってきたのであった。

 列車でハンブルグ駅に降り立ち、予約していた次のドイツ国外行きの列車まで滞在時間90分。
 ガイドブックも持たず、事前情報を入れていなかったそのオトコは、たった90分の間にミッションを完遂するために急ぎ足で駅を後にした。

 しかーし!中川コージの「ハンバーグ=ハンブルグ」という小学児童並の短絡思考の先に待ち受けたのは、降雪によるレストラン捜索の難航だった。冬将軍はロシアの専売特許と思っていたが、ドイツにも進駐していたとは・・・。
 後ろをふと振り返れば、純白の雪化粧に覆われたハンブルグ駅とそのロータリーに停車する漆黒の質実剛健なドイツ車との強いBlack&Whiteコントラストが麗しい・・・。そんな感傷にふけるも束の間、容赦なしにタイムリミットが迫り来る。

 30分の厳しい雪中行軍の末、ついに素朴な外観のレストランを発見!
 「・・今日はついている。」とニヒルに微笑むまもなく、心のなかだけでつぶやき、そそくさとレストランにしけこむ。

 「グーテンターク」と挨拶を交わし、勝手知ったように注文したかったが、流石に読めないドイツ語メニューにおじけずく。いや、ここで負けてはならない、ゲルマン魂と大和魂は何か通じるものがあるはずだ。 自動車産業だって一緒に世界で優秀な製品をつくりだす良きライバルだったじゃないか!  なんとなくの英語の勘とドイツ語スペルを頼りに注文・・・・程なくして、オトコの前に運ばれる「肉の塊」。
 コレだ。コレがホンモノなんだぁっ!!

口を真一文字にし、オトコをキッと睨みつける様相のハンブルグステーキ。
オトコと肉塊の間に、戦い直前の張り詰めた空気が流れる。
その刹那、オトコの熟練されたテクニックがナイフとフォークに命を与え、鮮やかに肉に切り込む。ズザーッッ!
華麗に踊るフォーク。
豪快に立ち回るナイフ。
肉がさっそうとオトコの口へと運ばれる。
肉汁が口いっぱいにほとばしるっ!

うまい。本当にうまい!!!!

 ・・・残り時間15分。後ろ髪をひかれながらも、オトコはレストランに別れを告げる。
 「次に来たときにはもっとでかいヤマ(ハンバーグ)に挑戦するぜ!そこにヤマがある限り(意味不明)」
 電車に飛び乗りミッションコンプリート。



・・・というショートショート旅行でハンバーグを満喫しました。うーむ今から考えても、衝動的すぎる無駄行動ですね〜、わざわざドイツまで行ったのにもったいなすぎる!(実際には、仕事のついでにいった国から足をのばして、近隣国・都市を弾丸日程でまわるのでこういうことになるわけですね。) でもハンバーグは間違いなく美味しかったです! なんだかんだ言って、無駄な目的を掲げた行動はかなり好きです〜。
実はこの他にも、「ナポリ(イタリア)でナポリタンを探せ!(スパゲティナポリタンは本来ナポリとは全く関係なく、日本独特のもの)」
「マインツ(ドイツ)でハインツのケチャップを買う(もはや駄洒落でしかない)」のようなくだらないことをするためだけに数時間滞在の都市旅行が多数という確信犯です☆
 
       

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