Transaction Based View of CHA(取引ベース分析視角からの茶)

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 この数カ月、少しずつお茶について、消費者としての「茶の楽しみ方」また、研究テーマとしての「茶関連産業」について調べを進めてきました。楽しみ方について書かれた本や文章など非常に多くありますが、これらの中で系統だって語られているものは少ないですね。また、茶関連産業については、ほとんど専門で書かれたものはありませんでしたが、これについては、僕の経営戦略としての専門でありますから、面白い多様な角度から分析が自分で完結できたと思います。

 よって、この2つの視点、消費者的視点と学術・ビジネス的視点から見た場合、前者については多少僕の解釈、分析が誤っている可能性がありますので、これからさらに正当性をチェックしていきます。いずれにしましても、この2つの視点を同じ「盤面」としてとらえた研究は皆無でしたので、僕がここで今までの調査の成果を、自分の進捗状況チェックという意味も含めてベータ版として公開しておきます。

 下記にFigureとしてまとめておきました。

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 主に「茶の楽しみ方」などの消費者視点での調査から演繹した茶の分類と、産業構造、市場構造といった学術・ビジネス視点での調査から分析した茶の価値という2つで系統だてています。茶の分類として2要素を仮定しました。それは図で言えば上のほうにあたりますが、Inputとしての「茶原材料」とProcessとしての「最終製品茶加工」です。これらのマトリクス図によって、ほとんどの、「お茶」とよばれるものは分類できると思います。例えば、スーパーで売られているほうじ茶があるとすれば、緑茶を焙煎した加工製品でありますから、縦列「1」の系統に属します。そして、ほうじ茶は一般的にフレーバーをつけられたり、別の果実とまざっていません、茶の原材料も緑茶のみであって、他の紅茶や白茶、ハーブなどもまざっていませんから、茶原材料のブレンドは無しです、産地や収穫時期は商品によって異なるでしょうから、1A、1B、1Cのいずれかになると思います。一般的に、1A>1B>1Cの順で高級品となります。もう一つ例をあげると、喫茶店でだされるマンゴーティーがあるとします、これは、完全発酵の紅茶にあたりますから縦列「3」の系統です。マンゴーのフレーバーがついていますから、フレーバーは有りです、そして、一般的に茶原材料は紅茶ともしかするとハーブなども添加されているかもしれません。ハーブなどが添加されていれば、3Hとなります。また、マンゴーフレーバーティーではあまり単一時期、単一産地ということも少ないですので、3Gあたりが妥当でしょうか。そうすると、3Gか3Hがこのマンゴーティーとなります。さらにもう一つ高級茶の部類で例をあげると、インドのダージリンなどが有名な産地ですが、このダージリンの中で、さらに細かい産地があります、ナムリングという茶園のダージリンがあったとします、そしてナムリングの中で、収穫時期によって春摘み(First Flush)、夏摘み(Second Flush)、モンスーン摘み、秋摘みなどがあります。そうしますと、紅茶で、フレーバーが無く、茶原材料のブレンドが無く、単一産地、単一時期の収穫というものがあります。これは3Aになりますが、非常に種類が多く世界に存在します。
※黒茶はプーアル茶など、青茶はウーロン茶、鉄観音茶などが代表的です。
 また、別の観点として、上図でいうところの、下の部分にマーケットから見たお茶の「価値」を表しました。実は、消費者的視点から、茶葉の等級を「茶原材料」にふくめている「概念」が多いのですが、僕の分析視点として判明していることは、例え高級茶であっても、その市場魅力度(市場価格に多いに反映)は、ブランド力であったり、パッケージングであったり、加工技術であったり、流通チャネル間でのバーゲニングパワーによるところが大きいということです。つまり、中程度の等級のある農園、ある時期の茶葉であっても、同じ農園、同じ時期のより高級な茶葉を比較した場合、ブランドAの当該「中程度」茶葉の価格のほうがブランドBの当該「高級」茶葉の価格よりも、高くなってしまうことがよくあるわけです。ですから、茶葉の等級という概念(オレンジペコーとか、ブロークンとかそういった分類です)は、「茶原材料」に含めず、「市場取引魅力度」としてまとめました。

 全部をまとめると、例えば、英国Harrods(ハロッズ百貨店)の高級でない一般ラインナップのティーバッグのフレーバード緑茶があまり有名でないOEMで生産されているとしたら、そのOEM受託メーカーからHarrodsへの取引の時点での、お茶取引は「dδ」で、Harrodsから消費者への取引は「eβ」です。お茶そのものは、「1G」のマトリクス部に該当するならば、この2つの流通過程での、お茶取引は、「1G×dδ」→「1G×eβ」となります。もっと上流にさかのぼって、そのOEM受託メーカーは3つの緑茶茶園から加工されてないお茶「1A」「1A」「1B」を取引購入していたとすると、その取引はすべて「bδ」として、「(1A×bδ)+(1A×bδ)+(1B×bδ)」の取引をしたことになります。ですから、茶園からHarrodsの最終消費者取引までふくめると「(1A×bδ)+(1A×bδ)+(1B×bδ)」→「1G×dδ」→「1G×eβ」ということになるでしょうか。


 このようにして、いくつかの変数を3つの大別要素にまとめましたが、さらに細かい要素も、これらの3つのどこかに配置していけば、適正な分析ができると思います。
 多少、自画自賛的になりますが、この分析視角の興味深い示唆は、「お茶」というものが「茶という植物・原料」としてだけ価値を捉えられているのではなくて、あくまでも「商品(Commercial Commodity)」として捉えられているというところです。生産から流通、そして消費者の手に渡るまでをすべて含めて、それぞれの「取引」の時点で「お茶という商品」となっている点です。
 お茶に等級があるのも、それは買い手がそれを欲するからであって、生産量が少ない部分で、買い手が多い、おいしいと思う人が多いから価値が高いわけですね。決して勝手に自生しているお茶のある部分が生産が少なくても、買う人がいなければ、世界でどれだけ稀少性があっても、「商品」としての価値はないわけです。その意味で、この僕の「取引ベースの分析視角」というのは、そのお茶を商品として捉えて価値を判断するということで、興味深いのではないかと思います。高級ブランドが、綺麗な陶器の容器にいれて、50グラムだけうっているお茶と、手間をかけずに大量に自生している茶樹から作られた、ビニール袋入りのお茶だとすると、実は後者のほうが稀少性が高く、本当においしいお茶だとしても、その市場価値の差異は明らかです。
 お茶は、食品であって、嗜好品です。ですから、この「ティータイムとしての雰囲気」というものを、モノの価値要素として捉えた分析というのは重要だと思います。



 今回、とりあえず、他の文献などには無い、いまのところの僕の分析のまとめでした。下記は、いまのところ判明している「修正検討箇所」「アップデート検討箇所」です。
---------- Discussion (begin) ----------
※モデル発展への議論1:ルイボスやハーブなどを詳細にわけるか、もしくはこれらはお茶とみなさずに表から落とすかの検討が必要。ただし、ルイボスティーやハーブティーなども、ティーという言葉がつかわれるように小売ブランドの啓蒙もあり、消費者の間では「お茶:Tea」であるという認識があることから、この表では一応に挿入してあります。
※モデル発展への議論2:茶原材料としての加工とフレーバードティーとしての加工の境界線曖昧性の改善が必要。この表では、燻製などの加工は、フレーバーとして扱わずに、そのまま茶原料としての扱いにしているのですが、これは「燻製香」というものを意図的につけているわけで、フレーバードとしての加工ともいえるので、難しい境界線です。このバージョンの表では、香料のような「別物質」の添加をもってフレーバードとしています。だから、乾燥したり、焙煎したり、燻製したりというものは、茶原料そのものの変質を目的とした加工なので、これは茶原料として扱っています。
※モデル発展への議論3:フレーバードについて、香料などの茶葉への着香加工と、果実のミックスという茶葉への直接の着香をしないブレンド加工を分割してもいいかもしれません。
※モデル発展への議論4:横段「*E」段にあたるところは、ほとんどないかもしれないので、削ってもいいかもしれません。フレーバードにする場合、ストレートでその微妙な差異を楽しむ「単一収穫時期」ということは、あまりないかもしれないので、この段に該当するお茶は少ないような気がします。
※モデル発展への議論5:製品茶加工される段階は、上記の表であげたものよりも多く存在するので、これを拡充するか、もしくは別の観点から、より少ない段階にまとめてもいいかもしれないです。例えば、売り方を一定にするとか、買い方を一定にするとかという方法で。
※モデル発展への議論6:「販売者の商業的ブランド力」、「原材料の等級」、「加工技術の品質」などをdummy variable (=0 or 1) でカテゴリカルにしてしまいましたが、これをnumeral var.にしてもいいかもしれません。別のマーケティングに関する論文などからリファレンスするとアップデートされるような気がします。α、β、γ、δのようなカテゴリカルではなく、0.000~1.000のようなニューメラルとしていきます。
※モデル発展への議論7:TransactionのTime (0)での静的な変数として、「販売者の商業的ブランド力」、「原材料の等級」、「加工技術の品質」をとらえましたが、これを動的な Time (t)もいれていくとよりLongitudinalな分析にたえられる物になるかと思います。ただしデータが手に入りにくいので難しいと思います。
※モデル発展への議論9:「販売者の商業的ブランド力」、「原材料の等級」、「加工技術の品質」をIndependent var.とするならば、「Transactionの行われた地域(Location /Country /Nation)」およびその「文化Var」、さらにTit for Tatゲームのような「Transaction の回数による交渉力バランスの変化」などはControl var.として、挿入しておく必要があるでしょう。
※モデル発展への議論10:生産地域(茶園の集合体)によって、ティーオークションや、農業協同組合が編成されている場合、生産者からの直接的流通ではないことを考慮する必要。しかし、それらの「市場的」介入は、独立した取引主体として、当該Transactionに参加していないとみなし、むしろ、当該Transactionにおける、外部環境として存在すると考えたいと思います。よって、「ティーオークション」「農業協同組合」の存在、強弱などは、Mediator var.というよりもむしろModerator var.としていれこんでいきたいと思います。
---------- Discussion (end) ----------



うーーむ、奥がふかいですよね。さらに細かい要素を盛り込んだ調査ツールを開発してプログラムを組んだら、価格が「ポンっ」とでるソフトウェアがつくれそうな気もします。ま、茶原料はそれほどの価格変化がないとしても、ブランドの競争力という相対的変数があまりにも動的なので、ちょっとそこまでは難しいと思いますが、さらに精緻にデータを分析していきたいですね。
 とりあえず、僕としてはようやく、アカデミックな分析とビジネスが融合してきたので、さらに「お茶」が楽しくなってきました!!

世界の茶連鎖を解きなおせ

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 さらにお茶の世界、奥へ奥へと入っていきます。

いままで、僕は中国の現代文化をあまり肯定してこなかったので、すこし言い訳をしなければならないでしょうかね。
すべての世界のお茶の歴史は中国から始まっていますから、現代でもその歴史や文化はさすがに奥がふかいです。紅茶という西洋的な香りのするところから、初心者入門をした僕ですが、だんだんとそのルーツをたどっていくと、今僕が住んでいる中国にたどりついたというのも、なにか縁を感じます(笑)。前にもここのブログか、他のブログでも書いたような気がしますが、僕はイギリスファッション、フランス料理などなどヨーロッパ的な香りをこよなく愛しています。その一方で、ビジネスなどは中国に深く関わっているものの、中国の現代文化は成熟を怠った、ゆえに僕が好きなモノはいまのところあまり「無い!」とまで断言していたと思います。 しかし、このお茶については、実は僕の愛するイギリス紅茶も(インドにも茶木が渡る前には、そのほとんどが)、中国茶がルーツなわけで、「好きにならざるを得ません」。

 ある程度ビジネスを考えながら、この数ヶ月のお茶関連産業の「調査」も兼ねているわけですが、中国という生産地と日本という販売市場を捉えた場合、みえてきた問題が2つに分けられました。1つは「茶葉の残留農薬・毒性検査」に関する問題、もう1つは、「売買市場(統一的価格規準)の未成熟」に関する問題です。




 前者については、日本では「ポジティブリスト制度」というものが導入され、毒性検査を受け、残留農薬等人体に有害な物質が適正な数値以下でない限り、日本国内で販売することはできないようになりました。そのため、ある程度、日本国内での規準はできてきています。そして、日本国内の消費者にこうした残留農薬の問題について啓蒙が浸透してきたため、個別の企業がさらに厳格な規準を設けることもマーケティング手法として有効になるほどです(CSRという社会善徳=企業利益のためのマーケティングとして)。脱法(制度のかいくぐり)行為、裏流通ルートをのぞけば、需要側、供給側がこの問題についての認識として成熟してきたために解決の方向に向かってきていると思います。

 しかし、後者については、毒性検査関連問題よりもはるかに解決は難しくなっていると思います。というのも毒性検査というものは、政府による公的な介入によって、ある程度のボトムラインを設定することができるわけですが、売買市場が不成熟なのは、民間の手にある程度委ねることが必要です。これは、市場というものが政府介入から離れている必要があるという、古典的な経済の概念ということもひとつの要因でありますし、国際取引ということで、世界的な市場の構築は一国だけの政府(例えば、日本国政府や中国政府)が枠組みをきめることができないからです。国際取引での市場取引の場合は、とくにクロスボーダーでありますから、民間であっても相当に歴史を経ないとその市場が構築されないものです。「お茶」などは、歴史が深そうですが、中国という世界トップ生産地がほんの数十年に市場開放されたわけで、実はわくぐみ(市場)のない混沌の世界という状況です。例えば、お茶について国際的な市場ができるとするならば、1、産地農家(生産者)そのもので市場が出来て価格規準があるか、2、産地のサプライヤー(卸業者)が組合的に内向きの市場を作り価格規準があるか、3、バイヤー側(購入者)が構築した市場があるか、などのいずれかになるでしょう。どの段階から市場が成立したかによって、バリューチェーンの利益率がきまりますが、いまのところは「なんとなく」世界のスタンダードは、東インド会社の流れから(ふるい!)「3」が強い、つまり、生産者農家よりもはるかに小売ブランドが強い、利益率が高いところにいるわけです。

 ところが、ところが、、、です、いまその1のほうから次第に中国でパワーが沸き起こっていま・・・・・という話は、脱線してしまいますから、別の機会にお話するとして、話を「売買市場の未成熟」の問題にもどします。上述の「3」という市場の成立はありましたが、それも実はまだ未成熟なものです(最近になってようやく公正な市場の一例としてフェアトレード=CSRという社会善徳=企業利益のためのマーケティング、という流れができてきました。)。具体的には、世界でもイギリスやフランスなど多くの「お茶小売ブランド」がありますね。例えばリプトンやトワイニングなど日本のスーパーでも購入できるブランドなどです。これらの小売ブランドが個別にお茶の価格設定をしています。「とても貴重な茶葉A」と「そこそこ貴重な茶葉B」があるとして、ブランド甲は、Aを100ドル、Bを50ドルで販売しているとします。そしてブランド乙はAを80ドル、Bを45ドルで販売しているとします。両者ともにA>Bになっていますが、その利益率が異なります。茶葉AもBもブランド力のある甲のほうが乙よりも高価格に設定することができます。そして、ブランド甲もブランド乙もともに茶葉Aのほうが茶葉Bよりも高いわけです。問題なのは次の点です。ブランド力を除した茶葉Aと茶葉Bの原価が、小売価格からは判断できないわけです。ブランド甲をみれば、AはBの2倍の価格ですが、ブランド乙では、AはBの2倍未満の価格です。もちろん、こうしたことは、お茶だけに限らず、どの商品・サービスにも当てはまるので、問題なさそうに思われるかもしれませんが、お茶の場合は、世界的にサプライヤーサイドの市場が未成熟なので、情報がまったくでてこないわけです。つまり「3」という市場も未成熟であって、バイヤー側の職人的な交渉や、かなりの見えざる特殊ルートから直接店舗におりてくるというわけです(バイヤーが入手した茶葉を別のバイヤーにほとんど融通しない)。バイヤー間で取引されるわけではないので市場になっていません。※この理由云々は、チャイナネットのブログのほうに、「お茶の歴史」として書いておきました。



解決しつつある「茶葉の残留農薬・毒性検査」に関する問題、そして未解決の「売買市場(統一的価格規準)の未成熟」問題が、ともに解決道筋がみえたときに「明るい市場」になって、国際的な公正なお茶取引がようやく開始されます(CSR=営利目的マーケティングとなる社会・企業成熟の段階)。世界のお茶はまだ東インド会社の時代・欧米列強の手の中にあるのです(笑)。勘の良い方は気づいていると思いますが、この「公正への道」の中に多くのビジネスチャンスが転がっていることも付記しておきましょう。




※次回のブログで、今回脱線しかかった「中国での市場が成熟してきていること」について書いていきます。


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食糞療法


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 緑茶、紅茶、黒茶、青茶、白茶、黄茶(まだ本物に出会ってない)、ルイボスなどなどときまして、珍しいお茶を探しているとついにきましたキワモノです(笑)。虫糞茶(ちゅうふんちゃ)というもので、Wikiによりますと、

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虫屎茶(ちゅうしちゃ)などともいい、茶の葉などを食べる蛾の幼虫の糞を乾燥させた、中国茶の一種。使用する植物と蛾の種類によって異なるタイプがある。別名には、他に虫茶(ちゅうちゃ)、龍珠茶(りゅうしゅちゃ)、茶精(ちゃせい)がある。また使用する植物によって、化香蛾茶(かこうがちゃ)、三葉虫茶(さんようちゅうちゃ)などの種類別の名前がある。
中国の広西チワン族自治区桂林市龍勝県周辺と湖南省の南部で主に生産されており、貴州省、四川省などでも自家消費用に製造されている。もともとミャオ族が飲んでおり、基本的に自家消費用であるが、香りのよさと特異性が知られるようになり、引き合いもあることから、現在は化香蛾茶が東南アジアなどに少量輸出も行われている。しかし、化香蛾茶は販売のために作り出されたもので、本来地元では飲まれていないともいわれる。
濃い赤茶色の茶で、糞の異臭はなく、香り高く、蜂蜜の甘みを含んでいる。葉が幼虫によって分解されるため、必須アミノ酸、とりわけリジンを多く含み、うま味も増えている。また、いわゆる善玉菌が多く含まれ、健胃作用、整腸作用、止瀉作用、止血作用もあるといわれる。
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とのことです。うーん、なかなか、他の種類のお茶にはないインパクトです。どうもミャオ族の伝統的な飲み物だったらしいので、ふと思いだしたのが、ミャオ族の友人。中国の大学院で知り合ったのですが、こんど聞いてみようとおもいます。「糞」というとどうしても、ゲテモノ的なイメージだったのですが、色々と調べてみると、臭みなどもなく、炒ってあることから衛生面も問題ないようですね。しかも、植物性の旨みだけでなく、動物性の旨み(?)も加わっているとのこと。ちょっと興味が本気で湧いてきてしまいました。
 どこで手に入るのかも探ってみようと思います。


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金属と金属の隙間

 お茶の葉がそろってくると、次に気になるのはアクセサリー関連です。お茶は日本でも茶道となっていますが、イギリスでもフランスでも、それぞれイギリス式紅茶、フランス式紅茶の芸術になっていますから、アクセサリーも充実しているわけです。代表的なところでは、ティーカップ、ティーポット、ティースプーンなどがありますね、僕がいま集め出しているのは、アンティークのティーキャニスター(お茶をいれる保存容器)です。アールデコ的な装飾があるものや、素材もブロンズ、ステンレス、銅、錫、純銀などなどあります。とりわけ、ピューターとよばれる錫の含有率の高いティーキャディーは、値段もそこそこするのですが、それでも高級感もありますし、保存容器としての機能美があるとおもいます。タイやマレーシアのブランド(http://www.pewterartmalaysia.com/)(http://www.thailandpewter.com/th/main/index.php)がいいものを作っているので僕もそれを購入しましたが、1万円はくだらないので、あまりいくつも買うことはできないですよね。でも、この装飾がなんとも、いくつかそろえたくなってしまうところもあります。
 機能性やコストパフォーマンスからいったら、このピューター製が一番よいのではないかなとおもいます(あくまでも、かなりの種類のお茶葉を保管するわけですから、その多くには安価なアルミ製などのティーキャディーもたくさん使いますが、高級茶葉用に保存容器も高級品から選ぶならばコレ、という意味で)。

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 それ以外に、本当にアンティークのものもいくつか保有しています。まぁ、これは、僕の道楽といいますか、純銀,スターリングシルバー(Solid silver or Sterling silver)ですし、値段を言うのもはばかられるので、ここではあまり語らないようにしましょう(笑)。そもそもアンティークですから,密閉性の技術が100年以上の前のもので低かったり、いろいろと保存容器としては問題があるでしょう。でも、みているだけでウットリしてしまう美しさなんです!いまは、円高なので、日本円ベースでの資産が多い日本人であれば、海外から購入して一生モノとして保有するにはよい機会なのではないでしょうか。


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さて、金属系をもっぱら好む僕の趣向があるものの、やはり中国茶については、中国の保存容器を使うというのも、趣があるものです。中国でティーキャディーは、主に2系統+αです。ひとつは、陶器でひとつは磁器です。前者は穴があえてあけてあったりするものもあり、プーアル茶など後発酵茶などに使われます。後者は密閉性が高く、緑茶、紅茶などどんなお茶にも使われます。有名所では「景徳鎮」ブランド(いまは地名のようなものですが)では、磁器もので、非常に繊細な装飾が手作業で生されたものもおおくみられ、決して年代物(アンティーク)ではなくても、「所有したい欲」をかきたてられるものも多いんじゃないでしょうか。手作業の装飾は美しいと思います。もうひとつの「+α」にあたる部分は、上記のピューターの「パクリ」製品です(他にも木製などもありますが、ごくわずかです)。また、パクリか!と思うくらい、さすがの中国の模倣産業、見事にマレーシアの純正ピューターブランドのデザインを「そのまま模倣」した模造品が販売されています。価格は純正の4分の1程度、デザインそのままで錫の含有量をおとしてあります。また、内蓋、外蓋の密封技術が低いらしく、きっちりとしまらなかったり、開けづらかったりします。それでも、価格の安い模造品なので、中国内需要はあるのかもしれません。


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ネットをみまわっていたら、安価なキャニスターの卸業者を発見。あまりのHPの質の低さが面白かったので、あえて、ご紹介(http://www.ydwj.cn/)


最後に、忘れてはならない母国の無形資産たる伝統工芸技術のつまった日本のものをご紹介しておきましょう。日本のティーキャディーで老舗ブランドといえば、開化堂の銅製茶筒(http://www.kaikado.jp/tyazutu/tyazutu.html)でしょう。安価なもので1万円くらいでしょうか。



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たしかに、僕もこの開化堂のシンプルな茶筒の味をだしながらの経年劣化(いわゆる、エイジング)にひかれるのですが、僕がこの開化堂とならんで気に入っているのが、こちらの作品。伝統工芸に裏打ちされた大量生産されない茶筒です(開化堂のものは百貨店等の流通ルートにのっているので、市場への供給量は少なくないはずです)。この僕がひきこまれた伝統工芸の「妙」は銅でつくりだす「茜色」です。この色彩は本当にめずらしく、高温で焼いて急冷する必要がるらしいのですが、あまり高温だと銅が溶けてしまうので、そのバランスが技術というところなのでしょう。下記の画像が「茜色」です。いかがでしょうか、きれいですよね。

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 日本のティーキャディーは、その密閉性という機能美の追求はもちろんのこと、一見すると豪華(派手)ではないものの職人気質のなかに遊び心があるような、まさに日本のわびさびの「茶道」の影響をうけているようなものがおおいような気がします。

 というわけで、今日は、いろいろとティーキャディーをみてきましたが、各国のお茶の性質、そしてその国ごとのティマナー、茶道の影響をうけたティアクセサリー、調べているだけでもわくわくしますね。でも、こうしたものは、ティーキャディーだけでも、安価な量販品ではなく、僕の悪いクセでどうしても観察していると欲しくなってしまうので・・・危険ですね。あまり散財しすぎて、肝心の中身のお茶が買えなくなってしまってはいけませんから、自制心を強く保たないといけません(笑)。



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ラプサンスーチョンへ登る

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 今日は午後に時間をつくってお茶の買出しに行きました(20%ビジネス、80%趣味)。

北京ではいくつかお茶屋さん密集ゾーンがあるのですが、マーリエンダオ(馬連道)という場所にいってきました。今日のお目当ては、安徽省の祁門県の「紅茶」です。一般的な日本で流通している紅茶の名称でいえば、「祁門」の発音が「キーマン」なわけです。僕はこれまでプーアル茶やジャスミン茶などを中国ではよく飲んでいましたが、自分にわきおこった紅茶ブームによって、中国内での紅茶を試してみたくなりました。・・・というよりも、中国の紅茶生産の90%以上は輸出用でして、中国内ではもっぱら緑茶、黒茶、黄茶など他の種類のお茶がのまれているわけです(なので、日本で飲んでいる紅茶に中国産が含まれていますから、試してみるまでもなく、僕もこれまで日本で知らずに中国紅茶を飲んでいたわけですけどね。)。

 しかし、この中国の紅茶がイギリスやフランスなどの紅茶ブランドにわたりまして、次に日本にこの紅茶ブランドとして入ってくる頃には、良いお茶のその小売価格たるや、なかなか手の届かない値段になっています。フレーバードティーやブレンドティーならともかく、シングルエステートの茶葉ならば僕が直接買い付けてもいいわけで、せっかくいま僕は中国にいますから、現地調達をしてしまおうと思ったわけです。
紅茶の名称で言えば、英国貴族を魅了させたクラシカルな燻製紅茶のラプサンスーチョン(福建省武夷山の正山小種をラプサンスーチョンと発音)とキーマン(安徽省祁門県の地名をキーマンと発音)、そして白茶のインヂェン(福建省の銀針)を探しに行きました。なんだか、ラプサンスーチョンやキーマンというと紅茶の香りが漂ってきますが、正山小種や祁門というと中国の雰囲気が強くなりますね、不思議なもんです。


 今日の半日かけてお茶探索の結果、収穫はかなり多く、お店ごとに味や香りを確認しながら各種の等級を買ってみました。お茶の良し悪しは、飲んで試してみないとわからないものなので、試飲も重要なのですが、それよりも試飲をしながらお店の人と話あうと、いろいろと知識を教えてくれます。そしてこれがまた、僕の知識欲をかきたて、さらに詳しく知りたくなってしまいます。
お茶をめぐる産業について、小売業から、卸業までみてきましたが、だんだんと生産業の場所まで食い込んできました。さて、さらに、茶園まで直接いってこようかなとも思っています。生産段階での価格が小売価格に対して数%とよばれるお茶産業(1%ともいわれています。生産段階で1キロ=0.1ドルのものが、小売段階で1キロ=10ドルといわれます。)、なかなか面白いものです。Profit poolの段階が明確に分割されている業界であります。まさに奴隷の生産と貴族の貿易と商人の小売とでもいうように、生産段階の低利益率の度合いが凄まじいですね。インドの茶園を保有していた多業種コングロマリットののインドTataグループが紅茶ブランドを買収したその意味がまさにわかるところであります。
いま企画構築している「お茶ビジネス」があるのですが、だんだんと、抑えるべきポイントが見えてきました。もうすこし知識を溜め込んで、産業分析をしてみたいと思います。


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