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中川コージの業界トレンド観察

そこに海峡がある、それはドイツが越えられない壁となった

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 旅行などで使うスーツケース、僕は日本と海外をかなり頻繁に行き来するので、使用する頻度もたかくなり、それとともに愛着もましてきたりするものだったりします。実は、僕はこれまでそれほど「敬意を払ってこなかった」ものだったのですが、ちょっと、今回の買い換えをしなければならない機会にあたりまして、どの商品にしようかずっと悩んでいました。

頑丈かつ、耐久性があって、コスパもよいドイツRIMOWA(http://www.rimowa.de/)と僕のイギリスファッション好きという心を鷲掴みにして離さないイギリスGlobe-Trotter(http://www.globe-trotterltd.com/japan/)の2つのブランドでの悩みです。結局TSAロックが標準装備されているRIMOWAに軍配があがり、そのサルサデラックスというモデルを利用しています。

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実際のところ、ファッション的な僕のセンスど真ん中のGlobe-Trotterでもなく、またど真ん中とは違った方向性では、「頑丈さイメージ」というのも僕は好きなので、その頑丈さイメージであれば、本来はアルミ製の米国ZERO HALLIBURTONか(ゼロハリはすでにアタッシュケースで持っているので、スーツケースは別のブランドに手を出してみたい)またはRIMOWAの別のモデルがあるというところでして、どうも、このRIMOWAサルサには第一印象では「かっこいい」と思えなかったというのが正直な感想です。
ちなみに下が僕がデザインだけで選ぶとしたら俄然最強なグローブトロッターです。


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いかがでしょうか?カッコヨクないですか?


とはいっても、RIMOWAサルサシリーズは「柔軟な頑丈さ」という特殊な所が「ウリ」で、鋼鉄のような頑丈さではなく、竹のような力を吸収するしなやかに頑丈なタイプです。非常にコスパもよくて、使い勝手もいいのですが、結局今のところ何回か使用していますがまだ愛着がわいてきていません。もう少し時間がたって海外に僕のお供してもらう回数が増えれば愛着でてくるかもしれませんけどね。
ただし、使い勝手はたしかに悪く無いです。いや、悪く無いどころか、やはり評判通り機動力や収納力などもなどかなりいいです。長くつかえるというのも納得の一品ともいえるでしょうね。地味ではありますが、ひとつはもっていても絶対に損はないので、友人にすすめるならばコレになるとおもいます。



それでようやく、今日の本題です。
実は、実は、半年以上前から、ずーーーっと狙っていたモノをついに買ってしまいました!!結構な散財でありました(汗)それは、Hackett(http://www.hackett.com/)というイギリスの小売ブランドが、Globe-Trotterの限定版を半年前に販売しまして、これを狙っていたんです。まぁ、いろいろ文章でいうよりも見ていただいたほうが早いですね。これです!

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 ・・・いやらしいほど、イギリス(笑)。

内装がドーンとユニオンジャック、そして外観もブリティッシュモスグリーンというもので、まさに、僕が欲しかったものです。そうそう、ミニクーパーを想像させるような感じもありますね。ミニクーパーに乗りながら、ローワン・アトキンソンのベアーを横において、ブリティッシュジョークを言い合いながら、スコーンとともにティータイムを過ごすのをこよなく愛すような僕には(笑)、たまらない限定版Globe-Trotterです。この「いやらしいほどイギリス」っていうのが、フランスと違ったイギリスファッションの良さでもあるとおもいます。
ふふふ、そんなわけで、この限定Trotterがずっと欲しかったのですが、なにしろ半年前に数個しかお店にストックしなかったということで、初期ロットは僕は手に入れられませんでした。そこで再度数カ月前に問い合わせをしましたら、なんと今年末に再度数個だけ再販するとのこと!それでWaiting Listにいれてもらって待っていました。それでついに今日買いました!しかーし、なぜか決済方法がPaypalにも対応しておらず、さすが古風なイギリス商習慣という感じですが、個人での海外送金は煩わしく大変でした。結局、電話をイギリスにかけまして、口頭で一部のクレジットカード番号、メールで一部の番号を伝えるなどして分散して情報を提供して、ようやく決済完了させたところです。(結局、時期をずらしてRIMOWAもGlobe-Trotterも両方買ってるじゃん!というつっこみが聞こえてきそうですね)

 いやー、それにしても、円高の恩恵をうけたのでそこそこReasonableなお値段だったのがよかったですね。大事に使おうと思います。今年も頑張った自分へのクリスマスプレゼントです!!!(と、散財の言い訳をしてみるw)




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スモーキーオザワ

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この数日は連日の夜通しの作業で睡眠時間がかなり短くなってしまいました。睡眠不足になると体調がすこぶる悪くなっているのをみにしみて感じます。とくに僕はそんな体調の時は、吹き出物のようなものがいくつか顔にできてしまって、吹き出物が睡眠不足のバロメーターになってしまっています。

そんなわけで、今朝方に一連の作業がすべて終了したので、その後にフィットネスクラブにいきまして、もどってきてほっとしながら今ブログを書いているところです。またこれだけ忙しかった中身については、こちらでも「ほとぼりが冷めてから」公開してみたいと思います!



そうそう、この冬場に僕を元気づけてくれている紅茶を紹介します。僕は、かなりいろんなお茶に手を出してみていますが、だんだんと自分の好みがわかってきて、またブランドごとの特色も把握できるようになってきました。フレーバーティーについても、その香りの分析が楽しくなってきたところです。
その中で、初めて飲んだ時には「癖が強いなぁ」と思っていたものが、この晩秋、冬の時期になると、俄然と「いいかも!」と思えるような紅茶に出会いました。それは、「スモーキーアールグレイ」の系統です。このスモーキーアールグレイは、KUSMI TEAでも、LUPICIAでも、Fortnum and Masonでも、売りだしているのですが、その中での一番のおすすめは、LUPICIAのアールグレイグランドクラシックですねぇ。非常に好みが分かれますし、また飲む時期によって合う合わないがはっきりするので、万人受けという意味でのおすすめではありませんが、アールグレイ好きは試す価値があります。
ただし、この「スモーキーアールグレイ」系は、その茶葉やブレンドレシピから高級なブランドや多少値段が高く設定されていますので、あまり日常的には飲めないかもしれませんね。それでももう一度プッシュしておきます! LUPICIAのアールグレイグランドクラシックは、スモーキーさ、フルーティーさのバランスが絶妙です。試してみてください!


ところで、そのルピシアのグランドクラシックに感動しながら、ふと思ったのが、「スモーキー・・・」というのが、アールグレイ以外ではあまりみないことです。アールグレイはたしかに王道のフレーバーなのでそのバリエーションとしてあるのはわかるのですが、それで僕は思い立ちました。他のスモーキー・・・を自分でブレンドしてみようと。
そのためには、そのキーとなる純粋な「スモーキー」を非常に強く醸しだしてくれるフレーバーが必要です。そしてそこには、他のフレーバーがついてほしくないわけです。
これを探した結果、これは、Mariage Freres(マリアージュフレール)の銀座本店(他店舗にあるかは不明)で扱われている「T213 TARRY SOUCHONG:タリースーチョン」というものが最適だということに探しあたりました。中国茶をベースにかなり強い燻製香が付けられています。しかも、無駄な他のフレーバーはついていない(これがすごく重要)。 うん、そうなんです、たしかにこのお茶自体は手に入れにくいですし、多少高額ではありますが、強い香りのため、ほんの少しだけ他のブレンドに用いればいいわけです(=経済的です)。


さて、これを思いついて、いま僕がやってみたのが、ストロベリーフレーバーの紅茶にタリースーチョンを少し→スモーキーストロベリー。これは、かなりおいしいものでした!他にも、これからブレンドを試してみますが、この冬の時期にスモーキーブレンドを楽しむのにハマりそうです!スモーキーキャラメルとか、スモーキーバニラとか、フルーツ系じゃないものも面白そうですね。

弩級巨大空母がプロダクトデザイナー雇用

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中国国営資本総合食品グループの光明食品(GuangMingShiPin:グアンミンシーピン:光明食品(集団)有限公司:http://www.brightfood.com/)が、北米で5000店舗近い(直営+フランチャイズ)サプリメント・スポーツ用品チェーンを展開するGNC(GENERAL NUTRITION CENTERS, INC.:非上場:http://www.gnc.com/)を買収するというニュースがでました。
 もともと国営企業であった光明食品はグループ全体としては上場していませんが、2006年に国務院の政策のもとでグループ内の5つの上場企業フレームが完成しました。それぞれ、光明乳業(GuangMingRuoYe:グアンミンルォーイエ:sh600579:http://www.brightdairy.com/)、金楓酒業(JinFengJiuYe:ジンフォンジューイエ:sh600616:http://www.jinfengwine.com/)、上海梅林(ShangHaiMeiLin:シャンハイメイリン:sh600073)、海通証券(HaiTongZhengQuan:ハイトンジョンチュエン:sh600837:http://www.htsec.com/)、海博股份(HaiBoGuFen:ハイボーグフェン:上海海博股份有限公司:sh600708)になります。
 ややこしいのが、その所有関係で、例えば、グループ全体の親会社としては光明食品になるわけですが、海博股份が、光明食品グループのホールディングカンパニー機能をになっていたりします。そして、その資本関係でいえば、上場した金楓酒業の株主には上海市糖業煙酒(集団)有限公司が入っていて、この上海市糖業煙酒が光明食品グループの傘下としてグループ一角を構成しています。同様の関係としては、上場した上海梅林の株主は上海益民食品一広(集団)有限公司でありまして、その益民食品一広の株主が上海光明食品グループと上海文化広播影視集団でありますから、上海梅林は光明食品の孫会社といえるでしょう。
さらに業種もかなりその子会社・孫会社までいくと多角化しているので、「産業的にも」「資本的にも」分割のラインが見えにくいところであります。
 よって、1992年上場した金楓酒業をはじめとして2006年に枠組みを完成させたグループ各セクションの上場は、曰く「食品空母」政策という名前がつけられているように、まさに、巨大艦隊のパーツパーツをそれぞれ上場させたというのが実情のようです。

 これら総じて見ますと、決して横関係で同じレベルの会社、たとえば、光明食品グループのホールディングカンパニーの子会社の子会社、つまり孫会社のレベルだけを上場させたというような綺麗なかたちではなく、孫会社もあれば、小会社もあって横関係もバラバラです。さらに縦関係(産業範囲)もバラバラであって、光明という巨大な空母の、比較的業績の良いパーツを組み合わせて上場させたというようなものです。

 さて、そんなある意味では、信用のおけないような光明食品グループのファイナンステクニックではありますので、どこが業績がよくどこが業績が悪いのかは、もはやブラックボックスであります。いわば、Liability of Size(組織サイズ偏向悪性)というものが存在しているのが見え見えの状況ではあります。
 しかし、「巨大空母」の各パーツが性能がよかったり、性能が悪かったりするのは外からでは見えませんが、確実なことが一点あります。それは「巨大」であるということです。
 たとえば金楓酒業1.8億RMB≒22億日本円、海博股份1.5億RMB≒20億日本円近い年間純利潤でありますので、それぞれはそれほど大きな規模とは言えませんが、これはまさに氷山の一角で、実際の空母は・・・事実上表面化されません。産業が異なるので、単純に売上や利潤だけで比較するのは妥当ではありませんが、財務上の指標として、今回買収相手となったGNCの2009年度総売上は17億USD≒1500億円で、年間純利潤は0.7億USD≒60億円ほどでしょうか(ぱっとみたAnnual Reportなのであってるかな?)。こうなってくると、巨大空母がちょうど「狙う」には程よい大きさだったのだろうとみえてきます。



 おそらくGNCの強みは米国内での販売チャネルということになるでしょうから、今後GNCの小売チャネルを利用して光明の製品が流れることが大いにあるでしょうし、一方で中国市場ではGNCのオリジナルサプリメントが販売されることになるでしょう。いずれにしても、もはやシナジーといったレベルではない買収で、空母にとっては、「足らないパーツ」を買い足していくといった様相に映ります。


 ちなみに余談ですが、GNCはさすが欧米で手慣れた小売マーケティングを持っていますから、ホームページも綺麗です。かっこいいです!! 一方で、中国籍の巨大空母・・・・、すごいですなぁ。。。マーケティングなどはどうでもいいような・・・まるで石炭で稼動しているかの様子です(笑)

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GNCトップページより:バナーの配置やユーザビリティー、そして季節感を感じさせるデザインなど抜かりがない。


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光明トップページより:いつの時代の車!!?? 朝の朝礼!? ってかそもそもロゴ!!(むしろオールドビンテージ感をだす気なのはわかるが・・・ページが見難いのは事実。)



 はてさて空母の次の目標は?・・・日本の企業(すなわち技術機関パーツ)を狙っている他の中国籍弩級空母は多いので、どんな展開があるのか、日本人の僕としてはいろいろ思いもありますが、注意深く見守っていきたいですね。


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宇宙ソブリン


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 米国航空宇宙局NASAのシークレット重大発表会見、は面白い試みでしたね。NASA流のマーケティングがあったのかどうかはわかりませんが、世界の多くの方が注目したのではないでしょうか。NASAはその宇宙関連探索のために開発された科学技術を民間産業向けに提供するなどして、いわば「ビジネス的にも」成功している研究機関だと思います。
 そこが、社会科学の重要な一角を占めるまでに至ったマーケティング技術も開発して、今回の会見の目的は、そのヒ素細菌(リンのかわりにヒ素で成長する細菌)の発表だけでなく、マーケティング技術のおひろめだったという「オチ」だとしたら面白いですね。

 
僕は今回の発見がされたことでさらに興味深い段階に入ってきたとはおもいますが、単純な自然科学への傍観者として、地球外生命はいるものだと「信じている」ところがあります。これは、広大で一部の探索しか成されていない宇宙で、そのどこかに「Probability(可能性)」として生命が何らかのフォームで存在していてもおかしいことはないんじゃないかなぁと思っているからです。もちろん、ヒューマノイド型での生命存在については、そのProbabilityはかなり低いというか、ほぼゼロの可能性で、あり得ないだろうと思いますが・・・。知識文明をもった生命も、うーーーーん、難しいんじゃないかなぁと思います。ただ、これはヒューマノイド型生命の存在可能性よりも、多少高いのかな。

 あとは、あれですよね、多元宇宙や平行宇宙、虚空界のような存在で、そこにも何らかの生命(というか知的意識・知性集合体)のようなものがいるとか、そもそも我々人類が超高度に先進技術を持った後に、今の時空に「誤って」現れるとか、そんなこともあったら面白い。根拠とかじゃなくて、いたら面白いし、科学的に言えば「否定をすることができない」という状況が、ぼくの興味をくすぐるわけです。

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 例えば、多少SF的ですが、アルファ・ケンタウリ星系に、宇宙ステーションをつくるのを200年以内くらいの目標にしたら面白いんじゃないですかね(多少冗談まじりで!)。でもそれだと、あまりにも遠い未来の目標なのでマイルストーンにおとしこむ必要がありますね。
どうでしょうか、ここから先の文章はほぼ「妄想」レベルですが・・・(笑)、うーん、例えば、われわれのいる太陽系の任意の箇所(地球以外のいずれかの惑星の衛星位置)に宇宙ステーションを設置できる「経済性ある技術」の開発を100年以内(2100年超えくらい)にするわけです。
簡単に「するわけです。」っていっても、これは民間産業が参入できるほどに国際社会に広まった技術になっていなければいけなくて、いま実際に2010年には、サービスの宇宙旅行を数秒間体験できるツアーとかありますね、あれの発展版なわけです。だから、最初はいくつかの先進国の国家プロジェクトとしてはじめなければならないですが、そうですね、例えば、地球上では超レアな天然資源で極めて有用なものが火星にみつかるなどがあれば、ビジネス的に成立しそうな計算ができるのだと思います。
いずれにしても、今の2010年の段階では、民間産業が宇宙研究に積極的に参入できるほどのビジネスモデルが見いだせていない状況でしょう。そしたら、2050年までに、民間産業が参入できる宇宙関連産業ビジネスモデルを各国ないしは、各国連携で政府主導でみつけるという目標ができそうです。2030年までにはNASAのような単独国家の調査研究機関ではなくて、また、そうした個別の機関が研究者交流する場やアライアンスのレベルではなくて、その一国の政治バランスによって予算が決定されてしまわないように財政ポートフォリオをうまく働かせるために真の「多国籍宇宙調査研究機関」を誕生させる。そうなってくると、いま2010年ある国連やGATT、TPPなどまさに様々なフレームがありますが、これを利用して2020年には・・・・。さらに、宇宙関連産業投信や、先進国宇宙関連産業使途限定ソブリン債、などなどとさらに「今」向けのマイルストーン的な落し込みをしていくわけですね。(って考えているだけで面白いですが。妄想の域なのは、僕も承知しているので、ブログを御覧のみなさんは、これらをあまり真に受けないでくださいね!)

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 こういう壮大な目標を「人類」に設定できる「夢」のある産業って面白いなぁと思います。じゃぁ、まずは日本が宇宙関連産業使途限定ソブリン債でもだしてみましょうか!


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芸術の神聖性から公益性への契約シフト

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 ジュネーブ国際音楽コンクールピアノ部門で、日本人初優勝の萩原麻未さん、まずは本当におめでとうございます。

 先日にノーベル賞受賞についてのコメンタリーを僕がこのブログ(http://kozi.jp/blog/?eid=192)で書きましたが、日本の教育システム、諸活動への評価システム、そしてこれを国益につなげるシステムの脆弱さが今回も感じられました。とりわけ今回は、この最後のシステム問題を考えました(国益へのブリッジシステム)。

萩原さんは広島の高校卒業後、パリの高等教育機関でピアノの技術を向上させていかれたそうですね。萩原さんは紛れもなく本質的に才能をもち、さらにそれを開花する環境を自分で開拓していったという背景があるでしょう。そして、それは、日本で教育をうけることができないレベルであったということがあります。これは、決して僕も否定的ではなく、ピアノという楽器の歴史的な発祥、そしてピアノ技術という西洋音楽で蓄積されたノウハウは、日本が「教育的に」重視をしても、そこにキャッチアップするのは、困難でありますから、日本がここに多くの投資を向け、世界のナンバーワンの「ピアノ教育」がうけられる構造を作る必要はないと思います(ピアノ教育が必要ないということではなく、国際的に最良のピアノ教育が日本は当該分野で基礎のリソースが劣位なので投資コストパフォーマンスの観点から必要ないということ。)。
 この「世界最高のピアノ教育」を日本で受けることができないのはむしろ妥当でありまして、そうではなくて僕が問題意識をもつのは、せっかく、日本国籍としてこうしたピアノの芸術的才能をもった方が誕生したときに、これを日本という「国がいかに活用していくか」という、システムがないことです。ある意味それは、社会と萩原さんというタレントとの、契約関係が存在しないということになります。国からすれば、こうした卓越した芸術的才能をいかに、国益に還元していくかという、ある意味で獰猛さが欠けているわけですね。
 ところで、産業・ビジネスの世界においては、開花した芸術の才能を、「興業的」に利用しようとする獰猛さがあるわけです。そして、ビジネスではこれを上手く「世俗的な貨幣価値」に見えないような工夫のノウハウも多く持っています。これは日本人的な感覚からすれば「芸術という崇高なものに、ビジネスを絡めるなんて!」「卑しい!」という意見がすくなからず出てきそうなものだと思いますが、決してそういったことではなく、社会に還元される才能の道をつくるという意味で、僕は適した手法だと思っています。
 これと同様に、国家というものが公益的に、芸術の才能を「利用する」ということも、決して「卑しい」考え方ではないと思っています。ビジネスの世界では、「芸術才能が貨幣価値に還元されることが是」となりますが、政策・政治の世界では「芸術才能が公益価値に還元されることが是」となるでしょう。では、「公益価値とは何か」という議論があまりなされていないわけです。そして、この議論の無さの要因は「芸術才能を利用すること」へのタブー意識であると思います。
もし政治・政策・国が、ビジネスの世界と同様に、この芸術才能を貪欲に利用するという意識があれば、そしてその貪欲さをオブラートにつつむ技術を持っていれば、結果的に、こうした芸術振興によって、また新たな才能を持った日本人がでてくるようになることが十分に可能性があるわけです。ですから、「国が才能を利用すること」に踏み込まないことのほうが、むしろ、僕は将来の芸術家の目を潰していることになると思います(=機会損失が発生していると思います)。

 よって、これから、ビジネスの世界を通じて、萩原さんには多くのオファーがあると思いますが、政策・政治の世界を通じて、セレモニー的な表彰をするなど、萩原さんに徹底的な「社会投資」をしてみるというのが、僕は利用する「卑しさ」ではなく、最適な「貪欲さ」だと思います(利用するということは、利用する側、利用される側がともにメリットのある契約関係ということになります)。

 それにしても、本当に、萩原さんのような方が、日本からどんどん出てくれたらほんっとうにうれしいなぁと思います。まさに『のだめカンタービレ』の「のだめちゃん」です!社会政策上の問題意識は上で、いろいろ書いていますが、僕個人の感情としては率直に、本当になんか感動した受賞でした。萩原さんおめでとう!!ありがとう!!!

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