2013-03-02 17:11:24
蹴り開始
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 コンテンツ産業を研究している中で気になっているのが「クラウドファンディングサービス」というビジネスモデルです。
 まずはその定義をwikiから引用します、
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クラウドファンディング(英語:crowd funding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。ソーシャルファンディングとも呼ばれる。クラウドファンディングは防災や市民ジャーナリズム、ファンによるアーティストの支援、政治運動、ベンチャー企業への出資 、映画、フリーソフトウェアの開発、発明品の開発、科学研究などの幅広い活動の支援において利用されている。
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 もっと一言で端的に行ってしまえば、「小口資金募集方法の一種」です。

僕が考える限りにおいては(学問上の確立した見解はありませんので)、とりわけ小口資金の移動方法(支払い方法)を低下させるのに重要な、1)信用経済(クレジット決済)が確立していること、2)インターネット技術の普及により電子商取引が低コストかつ高セキュリティで確立していること、3)クリエィティブ(文化的)な水準が高くネットワークイノベーション・ソーシャルイノベーション・市民イノベーションが発生しやすいこと、が挙げられると分析しています。
これらの必須要素以外で副次的要素として可能性が検討される要素は、4)クラウドファンディングサービスを提供する企業主体が登場すること、5)クラウドファンディングサービスに特化した法制度も含め各種イノベーション・商行為への法令規制が緩いこと、などが考えられるでしょう。

 代表的な例として、2009年に登場した米国のKickstarter(http://www.kickstarter.com/)という企業・ブランドが、立ち上げ時よりわずか数年の間で寄付金総額は、4億米ドルまで達しているということで、5%の手数料を利潤として獲得するKickstarter社は2000万米ドル(≒18億円)もの粗利益を獲得しているわけですから、新しいICTサービスのジャンルを確立しているといっても過言ではないでしょう。
 日本でも、キャンプファイヤー(http://camp-fire.jp/)というサービスがスタートし、日本市場で成功できるかチャレンジをしているというところです。とはいえ、プロジェクトの成功率、集めた資金額、プロジェクトの概要をみても、キャンプファイヤーは極めて黎明期段階の様相でありまして、苦闘しているようにおもわれます。僕はこのモデルは非常に面白いビジネスモデルと思っていますので、キャンプファイヤーしかり、その他日本の企業さんもどんどんと参入して、マーケットを盛り上げて欲しいと思っています。(というか、こういうところにイノベーションの源泉があるので、ここに公的な助成金・補助金・研究資金などもっと入れてください!と思っています。経産省さん管轄かしら??いやむしろ民業圧迫と言われようとも、行政側が直接公的なクラウドファンディングサービスを展開しちゃっても、決して行政サービスと親和性悪いわけではないので、それでOKですが。)

 日本でのこのクラウドファンディングサービスの発展が困難な理由は、上述の「3)」の要素を充足させない力が働いていることと思っています。いわゆる、日本は、芸術によった表現をすればクリエーター、工学によれば技術者、発明家といった市民イノベーターが圧倒的に少ないのだと思います。基本的にはこれらのみなさんは、芸術家のみなさんであれば他の仕事と兼業でしかやっていけない市場規模(日本は人口も米国に比べれば少ないですし、日本文化としてヨーロッパ諸国ほど芸術娯楽への市民の経済的投資が少ない)のため、独立した芸術家は極めて少なく、その他の芸術とは関係ない仕事と兼業しているケースが多いです。またプロの芸術家(たとえば歌手など)は、専属契約において自由にプロジェクトを発表して個人的にファンドレイジング(資金調達)することは許されていないわけです。また、工学アーティスト(たとえば、なんらかの便利なモノなど発明をするひと)は、技術系企業のR&D部門にいる可能性が多く、これまた発明家という職業はほとんど成り立っていないということになるでしょう。
 ですから、このクラウドファンディングサービスが登場する以前から、市民社会の中に自由業でファンドレイジングするタイプのイノベーターが少なかったわけです。その上にICTをまとったクラウドファンディングサービスが登場していますので、日本社会ではなかなか苦戦しているというもの頷けます。


 ここでは良い意味での比喩として使いますが「卵が先か鶏が先か」というロジックが適用出来るかと思います。僕は欧米先進国では市民イノベーターの存在からクラウドファンディングサービスの成功という流れが自然にできたのに対し、日本では、クラウドファンディングサービスの発展から、多様な市民イノベーターの誕生、という流れができてくるのではないかと思っています。
 つまり、日本のクラウドファンディングサービスがだんだんと頑張りながら発展してくれば、日本社会に固定の組織に属さない市民イノベーターが登場し、さらにこれが発展すれば、ネットワーク型イノベーション(市民イノベーターの連携したイノベーション。企業内のイノベーションではない)が登場してくるだろうとおもっています。



 まぁ実際のところは、クラウドファンディングサービスと「横文字」の名前ながら、その実態は「体の良い資金集め」であるわけですから、悪意のあるモノが利用すれば、マルチ商法が登場してきたり、詐欺が登場してきたりとするはずです。これから多くの困難がこのサービスの発展過程には登場し、そして行政側も多くの規制をしていくということになるでしょう。 はてさて、その規制が過度になりすぎず、利用者が安心できる程にちょうどいいラインでひかれ、クラウドファンディングサービスが日本社会に根を下ろして確立することはできるでしょうか??
 楽しみに、見守って行きたいと思います!!


 ちなみに、経営学上の分析はともかく、僕は個人的にkickstarterについても、「購入型」ファンドでの利用経験者です!世の中にない商品が、プロジェクトベースで買えるワクワク感がたまらないんですね~(^_^;)

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2013-02-25 17:33:31
パッタイも、野菜マリネも、ジェノベーゼも美味しかろう。
プチ高級スーパー。例えば、明治屋、成城石井、クイーンズシェフ伊勢丹、などなどです。これらのお店であれば、僕は1時間程度であればたのし~く過ごせます。世界から、そして日本各地からのナショナルブランドにはない色とりどりの食料品などの情報の海にダイブしながら楽しむことができます。
 
 JR駅構内(エキナカ)にも多くの店舗が入っていますので、日常的に成城石井はよく利用しますが、ここのお惣菜は本当に美味しいですし、コスパも良いようです。他のスーパーであるような「安っぽい味」がしない。香辛料などがレストランクオリティーに使われていて「家庭のおかず」からは一歩抜きん出た「プロの味」なんですね。それが、デパチカの量り売りなどの惣菜コーナー(例えばRF1)よりも数十%安く売られているのは、使い勝手よいですね~。

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ベトナム風焼きビーフン

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おから入りビーンズサラダ(食べかけで恐縮です!)


成城石井を調べてみますと、2004年以降に「炭火焼肉酒家 牛角」や「しゃぶしゃぶ温野菜」などを展開する飲食業大手のレックス・ホールディングスの傘下で育ったブランドのようですね(元は個人営業の果物屋からスーパーという流れで、その次に他店舗展開はレックス傘下にて)。その後、2011年に三菱商事系の「丸の内キャピタル」というファンドに株式譲渡されましたので、オーナーは財務的投資家でありまして、いまは、成城石井は安定的に事業運営するビジネスモデルを確立したといえるでしょう。

 こうなってくると、このビジネスモデルを国際競争の場に乗っけたいと想うのが、ビジネスパーソンの常。はたして、高級スーパーの交通ターミナルへの多店舗展開というシステムは、他国でどれだけ通用するのでしょうかね。マークス・アンド・スペンサーを代表としたイギリスやアメリカにも同じような高級スーパーはあるわけですが、交通ターミナルへ小規模店舗を出店していくというのはあまりないかもしれません。(米国や欧州市場を熟知の方いらっしゃいますか?)

 少なくとも、僕が市場理解の深い中国市場やアジア市場では、あまりこの手のモデルは見かけないような気がします。コンビニエンスストアという業態を、アメリカでダメになりそうだったものを、アメリカからひっぱってきて、日本で改良発展させて、再びアメリカ再進軍、そして世界で成功させてきた日本の実績がありますから、どうなんでしょうか、三菱商事さん、その他商社さん、この高級スーパー小型店舗展開ってアジアの新興国市場や欧米先進国市場でいけますかね??


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2013-02-17 15:29:13
ポスティングお披露目式
 早慶合同新年会は楽しかったです。海外であうのもいいものですが、日本帰国中にあうのもいいもんですね。同じバックグラウンドをもっているので、話も共通する話題・感覚が多い。日本国内だけにいて、海外があーだこーだ、言っている批評家とは違って、外を見てきた上で、どうすればいいのかフラットに解決していこうという感覚なわけです。ビジネスの世界はこういった諸先輩方が多くていいなとおもいます。
僕がもう一方で住む政治の世界は、どうも、海外を語るときに目線が一方向に立脚しすぎていて、却って、国益を達成しない解答になってしまっていたりするわけであります。日本の国益のためだからこそ、海外を知らなければならない、という意識が欠如しちゃってる方が多いかも(その能力がないだけ??)。そういった方は、日本のためには、日本のことを知って、日本の代弁をすれば、日本国民にとって良い結果になるとおもっている。

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↑写真左から、現役で上海駐在のダイキン工業の田中さん(慶應チーム)、僕、少し前までメルボルン駐在だった三菱東京UFJ銀行(当時)の永井さん(早稲田チーム)。

 まぁ、経済が優位ではなく、政治があってこその経済活動でもあるわけで、これは間違いないのですが、優秀な人材が政治には集まらないなぁと思ってしまいますねぇ(ToT)


話は、趣味の話題になりますが、以前から保有はしていたものの、ずーっと気になっていながら大事にしまっていたパイロット(パイロット万年筆)のPOのペン先(PO:ポスティングという名前のペン先です。とても細い筆記線!)万年筆を日常用として使うようになりました。
http://www.pilot.co.jp/library/001/pentopList.html

 ものすごい細いペン先でありまして細かいところに書くのは得意なのですが、一方で、万年筆特有の力のかけ具合によって、次幅が変化したりすることはなく、柔らかいペン先でもないために、マニアックなペン先として位置づけられています。つまり、万年筆としての楽しみは少ないペン先なわけですね。
 このカリカリした感じは、じゃぁボールペンでもいいじゃん、ゲルインク極細でもいいじゃん、ということもあり、最初微妙かなぁと僕も思っていたのですが、しばらく数日つかってみると、極細な上に、筆圧がものすごい低くてもするするとかけて、ゲルインクよりもはるかに楽ちんに書けるようであります。紙の上に、ペン先をおくだけで、最初のかすれも一切無く、ゲルインク極細よりも筆圧をかけずに、すら~~~といきます。なるほど、気合をいれてグイッと書くとカリカリ感がでてしまうけど、気を楽にしてさらっと書くと、最上にできてるんだ。
 うん、これはいいぞ!
 ということで、この春に先駆けまして、「一軍」に昇格が決定しました。

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 ぼくのPOは、15号ペン先というもので、大きめのペン先になります。この万年筆のボディーは、勿論(!?)純正のパイロット社製のものでなく「改造品」。とはいえ、僕が改造したわけではなく、ボディーは技術のある方が作っておられる「製品」ですので、パイロット社と匠の「コラボ作品」というわけであります。
パイロット純正品は基本的には、プラスチック黒一色でつまらないものなんですが、これはですね、マイカルタという素材でありまして、手にしっくりと馴染む素材なんです。しかも、今回はそのマイカルタの鮮やかなグリーンバージョン(さらに、いくつもの層が重なっている)という珍しい設定です。

 ペン軸ボディも、ペン先もこれからどんなふうに、エイジング・育っていくのか楽しみです(^^)

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2013-02-09 16:25:18
僭越ながらブリオッシュを頂いております。
 ここのところ、しばらくベッタリ日本滞在しているので、日本で新しく交流がはじまったお友達が増えて嬉しい限りです。と、それにともなって会食の機会も増えますので、東京の面白そうなレストラン探索もできまして、ダブルで楽しく過ごしています。
北京はそれなりに多くのレストランに行き尽くした感があり新発見は少なくなっていましたので、世界でも有数のグルメ都市TOKYOでのレストラン探訪は、ものすごく刺激的ですね!

 久しぶりにリアルなゾマホンさん(現在 駐日ベナン共和国特命全権大使)をお見かけしました。僕はこれまで個人的な交流はありませんが、以前にテレビ番組「ここがヘンだよ日本人」出演をきっかけに人気となったということを記憶しております。ゾマホンさんとは最初日本語で会話していたのですが、途中から双方が中国語ができるということがわかり中国語での会話をしました(なんでそうなったんだっけ (^_^;))。日本で、ベナン人と日本人が中国語で会話するというのも、英語やフランス語じゃないので、却ってヌーベルシノワ的といいますか90度ずれたインターナショナルな雰囲気が漂っていました。
 お互い何年も北京に在住した体験者なので、初対面の会話でも親近感を得るために中国語が重宝したりします。中国語の独特な人懐っこい感じ、日本的コンテキストで説明すれば標準語よりも大阪弁のほうが人の心にスルッと入っていくような感性を内在していますが、大坂弁よりもさらに突き進んだような懐への入り方をする言語が中国語だったりします。
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 知れば知るほどアフリカは、いい意味でも悪い意味でも、二歩か三歩先に来る世界の拠点の一つです。現段階においては大きなリターンを得るまで時間的に遠すぎて、天然資源系以外のビジネスではリスクが高すぎるはずですし、そもそも、ハードインフラが未整備です。そんな中でも先見の目をもって、国策として我が国も橋渡しをしておくことはとても重要なことであることは明白でしょう。
 それでもやはり、この100年の過去の世界史をみればテクノロジーが進み、世界の時計が速くなっているのでありますから、二歩先、三歩先のアフリカも、実はそれほど遠い先の未来の反映ではないかもしれません。いずれにしても、多くの根源的問題を抱えた国々が集まったアフリカは、如何に叡智を結集してそれらの問題を早く解決できるのか、そしてその次のより高い生活水準をアフリカが得るのか・・・興味がつきない地域であります。

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おまけ写真:あさりの土鍋ごはん。おこげも美味しい。この時の会食ではホタルイカがでましたが、なんだか今日もホタルイカが食べたい気分になって来ました。そういえば今回の僕のこのブログ、アフリカの問題を語りながら、一方で美食を語るは『パンが無ければ・ケーキ(ブリオッシュ)を食べればいいじゃない』でお馴染みのマリー・アントワネット的でありますが(^_^;)、我が国の先祖様、先輩方によって蓄えられた富を楽しみ、手近にあるプチ幸福にしばし浸らせてください、これを糧にして我が国の次の世代もホタルイカが楽しめるように中川もがんばりますので!

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2013-01-29 13:09:48
珠海ゲーム第一回戦

1月は新年会シーズン(@日本)、忘年会シーズン(@中国)で、なんとも多忙になります。どっちにも逃げられない状況です(^o^;) それでも、そういった「季節もの」の場では、久しぶりにご挨拶できるみなさまもいらっしゃいますので、そこからビジネスの話や、趣味の話にまたもや花が咲きます、そんな1月、楽しく過ごしています。

 つい先日、香港にとんぼ返りで行って来ました。詳しく言いますと香港、マカオ、珠海地区の三角地帯であります。香港空港からフェリーに乗り継いでたどり着きます。
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とくにこの珠海・マカオ(横琴:ハンジン開発区)は経済特区でありまして、簡単にいえば税金をガッツンと下げて、企業誘致を世界から受け入れていますよ!という地域です。(中国本土に変換された香港勢が、中国本土中央政府に従順でないので、総体的な経済力を下げようという試みかしら、と単純に考えてしまうよな・・・(・_・;))

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 いまのところ、ハードウェアの建設ラッシュでありまして、ひとまず、産業尖兵隊の金融セクターが判を押したような形状のビルで立ち並んでいました、中国銀行・交渉銀行・建設銀行・農業銀行・人民銀行・・・・。こういった無機質な感じで壮大に大企業の「ソロ」ビルがたちならんでいると、「弱者の1個人消費者は、ここに入ってくんな」というような印象をうけますね。

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僕が今回行った目的は、この香港・マカオ・珠海を結ぶ巨大な橋の建設が国家プロジェクトですすめられていまして、このひとつの案件に関するものです。全体としてはすでに工程がすすめられているプロジェクトで、その投資総額は1000億元、日本円にして1兆3000億円のプロジェクトであります。うーむ、なかなか大規模な総額でありますね(投資効率・運営効率が悪そうなことは、プロジェクト概要をみただけで明らかでありますが・・・。)
そして、僕が関わる日本の民間企業のみなさんの利益になればと思い、今回の受注がビジネス的に問題がないかチェックしに現地視察にいったわけです。結論からいえば、昼間の会議ではまだまだ粗々なプランで、最後まで具体化がどうなるのかまったく見えなかったのですが、さすが「中国式ゲーム」。ここでいつもの、「宴席大逆転カード」登場です。昼間会議は表面上の話しかでなかったにもかかわらず、夜の食事の席でグイグイと合意事項が増えてきます。そしてこれらが束として積算し、次に繋がるポイントもでてきました。まさにこれが、中国式ゲームの醍醐味であります。


 大きい予算のお仕事は、夜の会談でダイナミックに情勢が動くのが面白いなぁとおもいます。数値的に頭をつかうというよりも人間的なコミュニケーション能力が大きなビジネスを生み出していきます。本件とは離れて余談になりますが、コスト管理と、マーケティングの優勢によって、「頭を1円単位ベースで働かせて積み上げていくビジネス」が経営学研究対象の主要ストリームではあります、それと対照的でなんかこう、今回の案件のようにアナログなところで動いているものを経営学としては「アノマリー」や「ブラックボックス」として適当に扱ってしまってはいけないなぁと想う次第です。
 悪く言えば「談合経営学」、ブラッシュアップして言えば「CEO性向と社会ネットワークに着目した経営学」(すでにこの研究分野はあります)でありまして、これらをもうちょっと体系化できたらなと考えるわけです。

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