2010-10-15 13:48:02
ラブマシーン年間使用報告書
B002N5KVFO.jpg

 シャーボXという複合筆記具をご存知でしょうか?

ゼブラ株式会社から発売されて、数十年の間日本人に親しまれている同社のブランドです。このシャーボというブランドから二年前に新しいラインナップのシャーボXというものが発売されました。もともと、シャープペンシルとボールペンが両方使える複合筆記具=シャーボというコンセプトですが、このXシリーズによってシャープペンシルの太さ(0.3ミリや0.7ミリなど)やボールペンのインク色(ゲルインク油性インク10種類程度)とそれをおさめる筐体軸部分を、消費者が組み合わせて選ぶことができるようになりました。自由度が上がってカスタマイズする楽しみを顧客に提供することができ、それなりのヒット商品であったと思います(会計数値はチェックしていませんが)。

 そして、ステーショナリー好きの間では有名なことですが、このインク(カートリッジのようになっています)が他の欧州ブランドなどのボールペンにも使える機構になっていて、いままで純正品では油性インクしか無かった欧州ブランドの複合筆記具で、このシャーボXの替芯を「裏技的に」つかうことで、欧州ブランド(Lamy社の2000シリーズはカスタマイズで有名)でもカラフルなゲルインクが使えるようになりました(メーカーはともに純正品の使用を促すために、他メーカーのパーツ仕様は正常動作保証していません。)

WS000082.JPG
WS000083.JPG



 さて、ここからが本題。
上記のような裏技で僕もそれなりに満足していたのですが(欧州文具のデザイン性とゼブラインクの発色の良さを兼ね備えた)、それでも、ひとつだけ問題が残りました。それはコストパフォーマンスです。このシャーボXのインクは、発色もいいですし、なによりも、この代替性の高さがいいわけですが、数百円というインク替芯だけの値段の割に、すぐにインクがなくなってしまいます。マルチペン(複合筆記具)なので、それ一本で一日を乗り切りたかったりしますが、突然のインク切れという状況になんども遭遇してしまいました。コストパフォーマンスの悪さと使い勝手の悪さがともにでてしまうようなことになってしまっていたわけですね。

そこで、その2つの問題を解決するために僕が現在使っているものがあります。この1年使っていて問題がありません。

つまり、高級ステーショナリーとしてのデザイン性、ゲルインクなどインクそのものの性質としての発色の良さ、コストパフォーマンスの良さ(長持ちするという要素も含む)、という3つの要素をすべて満たしたものです。それは、プラチナ万年筆株式会社のマルチペン(同社では多機能筆記具と表記)を筐体に使用します。これは、他の欧州ブランドの多機能筆記具となにが違うかというと、使っている替芯の形状が異なります。これによって、SignoやHitecCコレトといったものの替芯が使えるようになります。
シャーボXや欧州高級筆記具のものは、これ(60mm)で、

BSP100S_67mm.jpg

プラチナ万年筆のマルチペンや三菱Signo、HitecCコレトなどはこれ(100mm)です。
BSP60F_107mm.jpg

 簡単にいうと、コストパフォーマンスの良くないシャーボXのものは、高級筆記具に使われていまして、コストパフォーマンスの良いものは広く日本で普及している「セルフ組立式」ボールペンに使われているような感じです。ですから、プラチナ万年筆の高級ラインナップのマルチペンで、後者の替芯を採用しているということが非常に稀なんです(僕の知る限り、プラチナさんからしか出ていません)。なぜかプラチナ万年筆さん高級複合筆記具ではこの蒔絵シリーズだけでこの芯が採用されています。http://www.platinum-pen.co.jp/multi_02.html#MWB-5000RM

MWB500RM_440_17.jpg
MWB500RM_440_18.jpg
MWB500RM_440_31.jpg

 そんなわけで、僕は、高級筆記具としては異端児的なプラチナ万年筆の多機能筆記具「蒔絵シリーズ」を使って、三菱Signoのゲルリフィル(書きやすくて有名なジェットストリーム油性芯などもあります!国際競争力を持った日本の筆記具技術の王者ともいえるノウハウが詰まっています。コスパも高く、技術も高い!)に入れ替えてつかっています。デザイン的には選択の幅は少ないということになると思いますが、「日本テイスト」で、「高級感」があって、というこの一本をひとつもっておいてもいいのではないかなと思います。

高級感(筐体デザイン)、コストパフォーマンス(インク消耗効率)、使用感(インク発色性・インクの滑らかさ等インク技術)、の三拍子そろったステーショナリー、おそらく現時点では、世界で唯一の組み合わせと思います。


-----------------------------------------------------------



Thank you !:この記事閲覧しましたら下記、右か左のバナーのクリックをお願いします。1日1クリック。もし可能であれば、両方のクリックがありがたいと思います。by 中川コージ

人気ブログランキングへにほんブログ村 経営ブログへ

※上の2つのバナーは関連した情報ランキングへのリンクです。
クリックしていただけると、ランキングが上がりブログを見ていただける方が増えるそうです。現在2つのランキングに参加いたしております。いずれかでも構いませんのでクリックお願いいたします。


2010年参院選総括へ

-----------------------------------------------------------
著作権等ご注意詳細はコチラ(リンク先下部参照)
-----------------------------------------------------------
| comments(0) | trackbacks(0) | この記事を編集する |
2010-10-12 17:59:26
厳密に自由手帳

WS000077.JPG



 ほぼ日手帳ってありますよね。糸井重里氏が最初から、使いやすさと、メードインジャパンと、お金儲け、を考えたというコンセプトのあれです(http://www.1101.com/store/techo/)。いや、とくにそういった三拍子のコンセプが紹介されているわけではないのですが、一般のブランドから発売されるものと異なるのは、糸井重里という個人のブランドとして販売されるがために、その個人の意見=ブランドコンセプトなので、しっかりと、お金儲けというコンセプトがあることを、ある意味、アイロニー的に、そしてマーケティング的に「市場に訴えかけて」いる製品なわけです。

 というわけで、僕は、その消費者を見透かしたようなブランドコンセプトが、企業側の立場としてマーケティング的には賞賛するものの、その需要者としての消費者としてはあまり触手がのびないものであるわけですね、単に「嫌い」とかそういうことではないですが、ロジックがみえちゃっているので、消費者としてはだめなんです。


だから、舶来物の良さって、逆にそーゆーところにありますよね、そのブランド、というか企業が自国内に無いからこそ、その営利主義がみえてこない、モノだけ自国に輸入されるから、営利組織帯としてみなくても済むというところがあるわけです。もちろんしっかりと、利潤追求をしているのはわかっていますが、どうしても、PRとして入ってくる情報が、国境を超えるので、言語的にも文化的にも、うまいぐあいに、悪い部分が削ぎ落とされます。ただ、これも大きなビジネスになると問題で、国内の総輸入元販売代理店などが大掛かりなビジネスとして頑張りだしてしまうので(大手商社の資本参入など)、これもまた、「嫌らしさ」がみえるようになっていけないわけです。
それで、何がいいたかったかっていうと、僕の愛用のMOLESKINがよくなくなってきているということで、どうも、本当に品質の低下もあるらしいのですが、やはり日本国内で、販売代理店が「頑張りすぎ」です。その「良さ」をマーケティング的に訴求すればするほど、僕にとっては、その「裏」がみえてきてしまって残念なわけです。もちろん、いまのところ、他のブランドにスイッチするほどまでではありませんが、ここ数年の日本の舶来物のステーショナリーブームによって、かなり多くのブランドがそんな状況になっていたりします。


そろそろ、手帳についていえば、国産品にうつるときがきたのかなぁ、なんて思ったりしています。。。

-----------------------------------------------------------



Thank you !:この記事閲覧しましたら下記、右か左のバナーのクリックをお願いします。1日1クリック。もし可能であれば、両方のクリックがありがたいと思います。by 中川コージ

人気ブログランキングへにほんブログ村 経営ブログへ

※上の2つのバナーは関連した情報ランキングへのリンクです。
クリックしていただけると、ランキングが上がりブログを見ていただける方が増えるそうです。現在2つのランキングに参加いたしております。いずれかでも構いませんのでクリックお願いいたします。


2010年参院選総括へ

-----------------------------------------------------------
著作権等ご注意詳細はコチラ(リンク先下部参照)
-----------------------------------------------------------

| comments(0) | trackbacks(0) | この記事を編集する |
2010-10-09 14:22:56
鰹のたたきはママンの味
img_97567_1645281_0.jpg


 今年度のノーベル賞(ノーベル平和賞)に絡んで中国への国際的世論の批判が高まっています。

中国については先だってのレアアースの外交戦略的資源としての利用も含め、そうした批判が強まるのは当然の流れと思います。さてここで、重要なことは、「誰にとっての当然」かということです。
 国際社会の「道理」、「原則」、「平和のためのルール」、「商習慣」などなどは、その「国際社会」に属する国々が遵守するものとして具象化してきましたね。われわれ日本国も日本人もその一員であることは間違いありません、アメリカも中国もそうであります。しかしながら、重要な「観点(Perspective)」は、「国際社会」はスタートポイントではなく、中間点であるということだとおもいます。
第一段階として、「いずれかの国々」が「国際社会」に影響を与え、ついで第二段階として象徴的に形成された「国際社会」が「いずれかの国々」に影響を与えるということです。中国や北朝鮮などが繰り返し主張している論拠はここであって、俗に言う「帝国主義」として、アメリカや欧州を中心とした「西側諸国」が「国際社会」を形成し、その「国際社会」が当該の西側諸国でない国々に影響を与え、その価値観を押し付けるのはいかがなものかという提唱であります。
 そうした「西側諸国偏重の国際社会」が堂々と表立って「国際社会」とだけ標榜するのはロジカルでないというPerspectiveなわけですね。



 客観的に判断すれば、「西側諸国偏重の国際社会」の影響下にある日本が、「公平な国際社会」という主張を続ける中国と同様の価値観にたつことは難しいわけです。重要な示唆としては、日本の世論が、中国が主張しているのは「中国偏重の国際社会」であるという認識が誤っているということです。中国は決して「中国偏重の国際社会」を主張しているのではなく、「公平な国際社会」を主張しているだけに過ぎません。平易な言い方をすれば、中国は自分かってな主張をしているのではなく、色眼鏡のかかっていない世界共通観念を提唱しているということなわけです。ちょうど、日本の国政でいえば、野党が公平性を主張しているときに、それは与党からみれば野党独自の主張をしているようにみえるような状態です。

 そこから見えてくる面白いテーマは、野党が与党になったときに、実は野党時代のやり方は通用しないということが常見されるということです。一方で、「理論的公平性」を追求しているかにみえて、実は野党が与党になりたいという動機もあります。すこし話がちらばってしまいましたが、野党は、ロジックとしては公平性を主張します、また動機としては与党になりたいというものであります。中国の話に還元しましょう。中国は、ロジックとしては公平性を主張します、また動機としては世界世論のイニシアチブを確保したいというものであります。
 


僕が今回のブログで言いたかったことは、こうした背景があるにもかかわらず、中国がロジックとして「中国の妥当性」を主張しているという論調が日本に多いことなんです。ここを誤って認識すると、たとえば、日本が中国という「異国」と「敵対」ないしは「協調」という選択肢があったときに、出方をまちがえてしまうことになります。言い換えれば中国にとって「ロジック≒メンツ」ともいうことができます。中国の「メンツ」を、日本はいかにうまく調整できるかが外交の鍵です。
ですから、日本が中国という「異国」と渡り合っていくとき、中国そのものへの批判は不毛です。これでは中国のロジックの穴をつけないからです(中国はメンツを堅固に守ろうとするだけになります)。そうではなくて、中国の主張の理論的妥当性が正しいかどうかについて、たとえば、今回のノーベル平和賞が西側諸国的ロジックとしての「民主化が是であるという主張」に寄り過ぎていなかったかを客観的に論証することが、中国への「正しい批判」につながります。

与党に属している日本は(与党の中でもキャスティングボードは担っていませんが・・・)、野党(ここでは野党第一党としての中国)の主張を野党本位の主張として単純に「叩く」のではなく、与党の問題点ならびに野党の問題点をそれぞれ洗い出して、その上でそれぞれのメリットを提示し、与党の主張の正当性を導くべきです。
もちろん、結果的にひょっとしたら、与党の主張が間違っている点も出てくるのかもしれませんよ。


・・・などなどと・・・・、親米でも、親中でも、嫌米でも、嫌中でもなくて、幕末の「攘夷派 vs. 開国派」コンセプトに近いところの「開国派の中川幸司」は思うわけです。日本が内にこもればこもるほど、外は「敵だけ」になって、各国主張の各論の善し悪しが客観的に判断できなくなってしまうと思います。日本は諸外国とわたり合っていかなければならないんです!

武士道精神はどこへ行った!我らニッポン人よ貝殻にとじこもって耳をふさいじゃ、いかんぜよ!!

----------------------------------------------------------



Thank you !:この記事閲覧しましたら下記、右か左のバナーのクリックをお願いします。1日1クリック。もし可能であれば、両方のクリックがありがたいと思います。by 中川コージ

人気ブログランキングへにほんブログ村 経営ブログへ

※上の2つのバナーは関連した情報ランキングへのリンクです。
クリックしていただけると、ランキングが上がりブログを見ていただける方が増えるそうです。現在2つのランキングに参加いたしております。いずれかでも構いませんのでクリックお願いいたします。


2010年参院選総括へ

-----------------------------------------------------------
著作権等ご注意詳細はコチラ(リンク先下部参照)
-----------------------------------------------------------
| comments(0) | trackbacks(0) | この記事を編集する |
2010-10-07 14:11:17
Organizational Nationality and Flow based Innovativenessとしてのノーベル賞
Nobel Prize® medal - registered trademark of the Nobel Foundation.jpg

 今年度のノーベル化学賞を鈴木章と根岸英一両氏が日本人として受賞しましたね。日本人の僕としては、本当に「純粋に」嬉しく思われます。

 鈴木氏は北海道大学名誉教授でありまして、根岸氏は米パデュー大学特別教授です。このあたりは、特に根岸氏の受賞に関してですが、日本のInnovationの問題とからみそうな問題です。日本国籍としての日本人が海外で研究開発した(海外の研究機関の重要な知的財産増加に貢献した)ことと、日本人として受賞した名誉が日本人マインドにPositiveな影響を与えたということがまさに対照的なことでもあります。
 日本人がノーベル賞を受賞したことを、日本国内機関での受賞としてカウントするのか、海外であっても日本国籍としてカウントするのかということは、ちょうどGDPやGNPの差異のようなもので、計測の仕方が異なりますから、一長一短があるのと同様です。


 根岸氏は、日本の受験戦争からの高教育水準の担保を評価しているとともに、日本では、Innovation managementがOrganization内(大学などの研究機関)で閉鎖的であるということも問題点として指摘しています。よく、日本では「人材流出」という言葉が使われますが、僕が思うところもはやその概念もOutdated(時代遅れ)、もっといえば、誤った「社会科学的変数の計測法」のような気がしてなりません。つまりこれは、人材流出のみが問題なのではなくて、人材流入のコンセプトが抜け落ちているようなもので、双方を同時に考える必要があるわけです。ストックではなくてフローとしてのなんといいますか、Innovationパワーのようなもの(Innovativeness ?)を計測するわけですね。
 こうして計測されたFlow based Innovativenessをもって、今回のノーベル賞受賞などを、各国のOrganizationがどれだけKnowledge property rightsを増加させたかを計測すると面白いかもしれません。例えばそれは、アメリカで中国人国籍をもった科学者がノーベル賞を受賞したことをもって、その研究の知的財産権がフランスと日本の50%ずつ合弁研究機関に属しているならば、フランスと日本に0.5という数を割り振るという変数計測となります。アメリカも、中国もこの場合は0カウントになるわけです。



今回のニュースなどで報じられているいまの計測法では、ノーベル賞を受賞した方の国籍だけに焦点があてられていますから、Individual Nationality and Stock basedなわけですね、一方で、僕が上記で提唱したノーベル賞の受賞から革新(Innovation)へいかに科学的に結びつくかを焦点にあてた方法では、Organizational Nationality and Flow basedなわけです。

 果たして、2010年の日本ノーベル賞スコアは、Individual Nationality and Stock basedでは「2」でしたが、Organizational Nationality and Flow basedではいくつになるのでしょうか。とても気になるところであります。海江田万里科学技術政策担当相が今回受賞の鈴木氏と根岸氏に祝意を伝えましたが、それはそれで「象徴的なもの」としていいと思います、それとは別に本当の実質的意味で日本の産業がInnovationに強い国(Highly Innovative Country)になるために、海江田氏がOrganizational Nationality and Flow basedで企業・組織に祝意を伝えるというのも重要なことではないかなと思いました。(簡単に言えば、受賞したから素直におめでとうではなく、すこし立ち止まって考えて、他国の利益になってはいないか、など考慮した上で、それでもやはり国民マインド向上のためにパフォーマンスとしてやっているのか否かということになりますでしょうか。)



とはいえ、海江田氏も含め多くの国会議員がそうした社会科学を分析できる技術を有しているのは稀な状況(それらを勉強したことが無いバックグラウンドの方がほとんど)であります・・・。 日本の国会議員の選出システムが決して優秀な国家運営マネージャーを選ぶということにはなっていないということは僕もわかっていますが、改めて思ってしまいますね、うーむ、国会議員・・・、ノーベル賞受賞者への祝意はその一端のみを表す現象ですが、この議員の社会科学的無知さが産業政策にも影響してしまっているので、まずいです(苦笑。



-----------------------------------------------------------



Thank you !:この記事閲覧しましたら下記、右か左のバナーのクリックをお願いします。1日1クリック。もし可能であれば、両方のクリックがありがたいと思います。by 中川コージ

人気ブログランキングへにほんブログ村 経営ブログへ

※上の2つのバナーは関連した情報ランキングへのリンクです。
クリックしていただけると、ランキングが上がりブログを見ていただける方が増えるそうです。現在2つのランキングに参加いたしております。いずれかでも構いませんのでクリックお願いいたします。


2010年参院選総括へ

-----------------------------------------------------------
著作権等ご注意詳細はコチラ(リンク先下部参照)
-----------------------------------------------------------
| comments(0) | trackbacks(0) | この記事を編集する |
2010-09-29 11:26:22
フットワーク鈍重な国会議員という怪談
Puyi.jpg

 尖閣諸島沖船長拘束釈放に端を発する外交問題が、どんどんとこじれてきてしまっていますね。しっかし、本当に今回の日本政府の対応はかなりヒドイものだと思います。まったく「中国(中国政府+中国公民)」というものを発言力ある国会議員が理解していない、理解している議員がいない、少ない、理解している議員の発言権が弱いのでしょう。
まるで、日本のルールを中国のルールとしているかのような幼稚なゲームを繰り返しています。常にパワーバランスが変わり続ける動態的国際ルールという大きなフレームの中での、日本と中国というプレーヤーとして置き換えることができていないようです。
 「中国は国際的なルールがわかっていない」という発言を国内メディア各所でみますが、「国際的なルール」というもの自体が、世界の勢力図によって常に変化し続ける中で、「(t – α)」時点(今よりも少しだけ前の時点)でのルールを国際的なルールといっても意味が無いんです。日本にもルールはないし、中国にもルールはない。あるのは、「国際的ルール」を変えていけるプレーヤーです。今時点で、日本はそれをあまり理解されていない方がリーダーとなっているところなので、中国は国際的ルールを変えることに挑戦していますが、日本は「前の」国際的ルールに追従して行動しようとしているだけなわけです。

 僕は、日本国民でありますし、ネクスト国会議員として政治をみますが、本当に残念な状況であります。日本も中国もともに、政府レベルでは、感情的であるべきでなく、緻密な外交ゲームプレーヤーであるべきです。僕が日本の各メディアで報じられる世論の一端を見聞きしますが、そうした論調に「反して」、僕から見れば日本政府のほうが感情的(国内政局的・国民世論偏重的)で、中国政府のほうが理論的(計算的・対外集中的)なコミットメントを繰り返していると思います。日本国内で「中国は横暴だ」とか「中国は国際ルールを無視している」とか「中国は嘘つき国家だ」とかそういった論調が市民レベルであることは、国民の自由な意見として結構であるとしても、それに純粋に追随しているだけのような日本政府の「動き」は「ひどすぎる!」のヒトコトです。もちろん、中国政府の要求に追随する必要も全くありません。そうではなくて、もっと多元・多層の関数変数を考慮しなければいけないということになるかとおもいます。


中国公民・・・これまでの共産党教育の流れから感情的に反日感情を高めるグループが誕生する、それが中国公民全体に波及する。 →これは妥当な情報処理の結果だとおもいます。

中国政府・・・世界の外交ルールを変えるために、そして中国公民の感情コントロールのために、両方をバランスしながら最大化される国益のための政治体制維持そしてコミットメントを対外的、対内的ともに計算しつくして実行する 。→これは卓越した情報処理の結果だとおもいます。

日本国市民・・・これまでの反中感情から、中国を全体として嫌気している。論理的な外交概念の未成熟さによって国際ルールを変えることができる相手プレーヤーに対しての認識が欠けている。そのため単純な感情的にも、市民階層的論評の理論的(誤ったロジック)にも、反中感情の高まりとなる。 →これは妥当な情報処理の結果だとおもいます。

日本国政府・・・外交ルールが静的なものであるという誤った前提、国際的外交ルールを変化させることができるほどの現代の中国というプレーヤーの認識不足、中国政府が中国公民に対してのアピールがどれほど重要かということへの認識不足、等々からの計算というよりも、日本国民と中国政府に対する日和見主義的行動という帰結。 →これは度を越した情報処理能力不足でしょう。



僕が議員であるならば、中国政府外交部亜州司(日本語で言えば外務省アジア局)の○○○氏と交流がありますから、今すぐにでも直接個人TELをして、または北京まで飛行機で飛んでいって朝陽門(外交部があるところ)に行き、水面下交渉をしますけれどね。。。 何らかのご依頼あれば特使で行って、超ハードに交渉してきたいです、が、残念ながら今回は傍観する立場かな。


-----------------------------------------------------------



Thank you !:この記事閲覧しましたら下記、右か左のバナーのクリックをお願いします。1日1クリック。もし可能であれば、両方のクリックがありがたいと思います。by 中川コージ

人気ブログランキングへにほんブログ村 経営ブログへ

※上の2つのバナーは関連した情報ランキングへのリンクです。
クリックしていただけると、ランキングが上がりブログを見ていただける方が増えるそうです。現在2つのランキングに参加いたしております。いずれかでも構いませんのでクリックお願いいたします。


2010年参院選総括へ

-----------------------------------------------------------
著作権等ご注意詳細はコチラ(リンク先下部参照)
-----------------------------------------------------------
| comments(0) | trackbacks(0) | この記事を編集する |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73