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中川コージの業界トレンド観察

年始買い出し掘り出しもの


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本日は御用始めです。
改めまして・・・新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくおねがいします。

 今年は残念ながら中国にて年越しをしてしまいました。旧正月が一年の区切りのこちらでは、「なにごともなかった」かのように年末年始(大晦日~元日)が過ぎていきます。先日の年越しのその瞬間は、僕はタクシーに揺られて車上で0時を迎えてしまいました。



 あまりにも正月らしくないので、あまり出向かないところに買い物に出かけてみようと思いまして、今回はお茶をもとめにすこし遠出をしました。キームン紅茶というのをみなさんご存知でしょうか?世界にお茶の産地は点在していますが、中国・インドなどは最も生産されている地域でみなさんも想像が出来るところと思いますが、たとえば、中国といえば中国茶と日本でひとくくりにされ、またインドであればダージリンやアッサムといった産地でわけられます。日本ではあまり中国茶を産地でわけませんよね。これ理由があって、中国茶ってあまりにも種類が多く(文化が深く)これを産地で区別しよう、また種類で区別しようとするとかなり困難なことが日本で産地分類されていない理由です(専門店やお茶好きの方は別として。)。日本茶・中国茶と並べてインド茶とも言いませんし、紅茶・緑茶と並べて青茶・黒茶(白茶、黄茶・・・等々の中国原産の茶の区分)というもの日本で一般的ではないです。


 日本は「やぶきた」・「べにふうき」といういわゆる日本茶・緑茶が殆どで、それを原料にしたほうじ茶・玄米をいれた玄米茶などがありますが、いずれにしても、日本の国産茶は緑茶のイメージでしょう。そして、インドは紅茶のイメージ。ならば中国は?というと、中国茶は中国独自のものがあるというよりも、「多すぎて分類できない」、というのが正直なところです(実際には、インドも、日本もその他の生産国も、高級な茶葉であると農園・茶園で区分されますが、そういうことではなくて一般に浸透しているイメージとして)。
 中国茶とよばれると、日本人が一般的に想像するのは、サントリーや伊藤園のマーケティングが成功したペットボトル飲料のおかげもあって「烏龍茶」が最も有名です。それからジャスミン茶もありますね。これらは中国烏龍茶や中国ジャスミン茶でありまして、日本で最も有名な中国を代表する茶葉の種類といえると思います。

 それで、幅広い中国茶の中には紅茶というのも当然あって、これを代表するのがキームンとよばれるものです。僕も日本で紅茶についてあまり詳しくなかった子供の頃にはキームンという産地は中国と思っていませんでしたが、「祁門:チーメン」というのは、中国だったんですね(^_^;)
 ウバ・セイロン・アッサム・ダージリン・キームンといわれてしまうと、何かすべて漢字以外の地名に聞こえてしまいませんか?



 冗談はともかく・・・前段の話がながくなってしまいました・・・ 今回その、祁門紅茶・キームンを求めて僕は茶葉を探しに行きました。

あります、あります、とーっても種類がありました!
値段で表すと下は500グラム数十円(中国では一般的に500グラム=一斤単位で表記します。)から、上は500グラム数万円まで。サスガです。単一の種類のお茶でこれだけのレンジがあると、マニア心をくすぐりますねぇ。ちなみに、この価格は卸売価格に近いものですから、中国でもデパートなどでブランド化されて販売されたり、または海外に輸出されたりすると、この価格は10倍程度にはなるとお思います。例えば、比較的低級ランクのキームンであれば、中国内で500グラム数十円=100グラム数円程度になります。ですから、これが日本で貿易会社に渡る時点で価格が10倍程度になりまして、日本市場で流通されるときには、農薬検査・輸出コストなどが上乗せされても原価としては100グラム100円弱といったところでしょうか。それで、小売の販売価格は300円程度。でしょうかね。これだと、日本の一般的なキームン紅茶100グラム300円といわれて妥当なイメージがするでしょう。
 裏を返せば、日本で100グラム300円のキームン紅茶は、低級ランクのものといっても過言ではありません。

 それで、今回僕が調達したのは、最高級ではないけれど、かなり高級な部類のキームンです。お値段500グラムで数千円(のを何種類か)です。綺麗に揃った茶葉の先端の芽だけが丁寧に揃えられています。茶葉自体がとても綺麗。

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 で、飲んでみたまさに、シルキー・ベルベット!!スムースでまろやかなキームン特有の優しさが舌の上をころがります。苦味や渋味は奥深いところにとどまっていて、前面にでてくるのはゆったりとしたまろやかな香りです。素晴らしく美味しい!!

 確かに、もし日本で購入したら(実際にはこれだけの良い茶葉は、一般ルートで日本に流通しない仕組みになっています。中国内で消費されます。)この茶葉って100グラム数万円程度になるでしょう。高級ダージリンの20グラム売りの缶入りのように想定すれば、20グラムで3000円~(最高級のダージリンだとこれくらいなので、妥当な価格とも)。うーむ、良いお茶です。


 今回のお正月の戦利品は、この高級キームンでありました!あぁこのシルキーベルベットなテイスト最高であります!!



※一言ポリネタ:今回はお正月なので、あまり政治ネタを話そうと思わなかったのですが、新党結党がらみの政局・民主党の瓦解。橋下維新・名古屋・東京都知事連携・地方政党突き上げの政局。かなりの不安定化を見せています。なのでおそらく、「却って」、数ヶ月は解散は無いかなと思っています。突き上げる側も体制が整ってないですし(自・公・み含め)、民主党は現時点でも大負けするので絶対に解散したくない。攻撃側の準備がかなり周到に整い、民主党がボロ負けするとわかっても、にっちもさっちも解散せざるをえない世論になったら・・・ドーンといったところでしょうね。


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ポイカ失敗・『随意KA』成功!

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 ポイントカードシステムというのは相当に浸透してきましたよね。僕もお財布の中にはポイントカードが分厚く入っています。それでも、すべてのポイントカードを入れているのではなくて、頻繁に使うものだけをいれています。

20年近く前でしょうか。今はビックカメラグループに買収されてしまったソフマップのポイントカードを作ったのが僕にとっては最初のポイカだったのを記憶しています。ソフマップといえば、PC・PC関連機器小売で日本国内の黎明期から存在するブランドですね。最近はかなり業績が悪く、結局勢いのあるビックカメラグループに買収されて旧経営体制は幕を閉じました。
 今もビックカメラグループソフマップブランドとしていくつかの店舗が営業していますが、結局ブランドとしての魅力を出せずにいるようで、あまり業績は良くないようです。


 それで、僕が思ったのですが、このソフマップのポイカもかなり長い間利用していました。ビックカメラポイカについても10年近く利用しています。これって普通のことですね。場所をうつして、中国でもビジネスモデルとしてのポイカというのは確立しています。いわゆる「顧客囲い込み」のマーケティング手法のひとつであるわけですが、このビジネス手法は全世界的に十分に「成功できる」手法ということがいえるでしょう。しかし、中国内では、顧客の側から次第に不信感がでてくるような状況が発生してきています。

 2000年あたりから中国内でもポイカ手法が登場してきました。そして初期の頃は、他国(先進国)と同様にそれなりに上手くマーケティング効果があがっていたようですし、一般消費者もその便益(店舗・ブランド・サービスにロイヤルティーを持つことで、その分を低い価格で取引できる。ロイヤルティーの金銭還元、というべきもの)を享受していたわけです。中国の状況は都市部で経済発展しており、先進国並みの消費や商品情報の入手容易性があるわけですから、このポイカ手法は浸透するのは疑いなかったわけです。
 しかし、他国と異なった点は、「都市発展度合い」ではなく「都市発展スピード」でありました。つまり、他の先進国と「都市発展スピード」が全く異なるところがあり、ある小規模のブランド・サービス・小売などが、創業から数年で一気に大規模化・成功(中国のあらゆる都市に出店など)することも良くあることですし、急成長した大規模なブランドが一挙に業績悪化・倒産、ということも日常茶飯事なわけです。



 僕が思うに、ここにどうもポイカ手法が適合していないような気がします。かなり多くのブランドがポイカを導入しているのですが、僕が自ら体験しただけでも、30を超えるブランド・サービス・飲食・小売のカードが「無意味化」しました。つまり、それぞれ倒産してしまったり、または僕が利用していた店舗が撤退し別の場所に移る、ということが頻繁におこったわけです。飲食レストラン・DVD屋さんなどは、本当に「夜逃げ」同然に、忽然と消えていました・・・。
僕自身は、ポイカのシステム自体は日本でも、また中国でも慣れていますので、利用に不便はないのですが、さすがに、中国では、これだけ、「1年間ですら保証されないカード」のポイントを貯めようとするきにならないですし、また、少額のチャージが必要なカードシステムも、チャージしておくのは危険である可能性が非常に高いわけです。
 そして、こうした、「消費者のポイカ手法に対する全面的な不信感」が中国の都市消費者には醸成されてきているような気がします。
※ネットゲームチャージシステムは成功例も多いが、これは単に成功例と倒産例の「母数」「量」が多いから。



 つらつらと、いろんな方向に書いてしまいましたが、ポイカ手法は、「一部の倒産リスクが殆ど無い大企業ブランド」、または「都市発展スピードが緩慢」な都市での中小企業ブランドでこそ上手くいくシステムのようです。
マーケティングの研究文献なども、この辺(経済発展スピードマクロ環境とポイカによる顧客ロイヤルティー醸成のミクロ要素)についてふれるものも出てきだすのかなぁと思います。

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弾けると思っているので弾けることは弾けないことかもしれません。


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 前々回のブログあたりで書きましたが、腱鞘炎のような症状が未だに改善されません。うーん、経皮吸収型鎮痛テープを貼っているのですが効果がないですねぇ、早く治癒しないと、というよりは悪化してキーボードを叩くのも支障がでてしまうと嫌だなぁと思っています。



 さて、「中国バブル?」についての、よもやま話です。

 昨晩、北京に本社を持つ不動産会社に勤務する中国人の方と話をしていました。規模はそれほど大きくないのですが、不動産業として創業者が始めてからすでに20年近いということで、「それなり」の地価変動の歴史を経験してきているはずです。他の同業者さんからも同じような話をしますが、だいたい同じような地価変動幅をききます。10年前、2002年頃から現在の地価・不動産価格は8倍(!)になっているということです。もちろん、これは日本からみれば「異常」ともいえる跳ね上がりではありますが、大学卒業新入社員の給与水準の上昇幅も考慮すれば、「過度に異常」とはいえないかもしれません。
 ま、ここまでは、一般的にも認識された話ですね。数字的にもご存じの方も多いでしょう。


 さて、「不動産から中国経済のバブルがまもなく弾ける、いつか?いつか??」と各所で騒がれていますが、末端の現場ではすでにその「兆候」がでてきてから1年以上が経過しています。「兆候」というのは、つまるところ、土地が「売れない」という状況が多くなってきているということですね。それにもかかわらず、業界の現在の常識は「バブルは確実に弾ける、が、さほど落ちないだろう」という楽観論が多数の意見ということです。(まぁ、楽観論が多いからこそバブルなわけで、資本主義経済は常に楽観論のもとで崖につっこんでいくわけですが・・・)



 昨晩の方も含めて、面白かったのが何人かの別の不動産会社の社長さん(中国地方都市の各地の社長さんです)のお話です。
 「不動産バブルは必ず弾ける。それに、自分の会社も倒産するだろう。だが、もうすでに相当に儲けたんだ。だから全部失っても、多少の損失を会社がだしても、十分なほど資産はあるんだ。」と皆さん言うんですねぇ。
 これってなかなかすごいことで、中国バブルが崩壊しても、さらに資本的権力は同じ所にとどまって、社会の中で偏在してしまうことを表すことでもありますよね。バブルが崩壊しても、同じ資本家が又次のステージでも儲ける構造かもしれないということなわけです。
 ハイパー硬直化した社会ですね。

 もちろん、経済から変革しなければ、さらにバブル崩壊から貧困層の不満が蓄積し、革命にとなっていけば、それは政治から変革するので何かしらの社会変革をもつことになりますが、これはこれで、「無血」のような一筋縄ではいかないでしょう。



さて、問題。
 「バブル崩壊」が市場参加者の既定路線的思考となっている時に、果たしてそれは「バブル的楽観論」なのか?それとも、もはや「バブル悲観論を超越した楽観論で、すでにバブルではなくなってしまっているのか」?
 経済的なバブルと崩壊のタイミングを理解しようとすればするほど、何か今の中国は(現場の社長さんたちの意見を聞けば)、単純なバブル渦中での楽観論でないところがひっかかりました。彼ら達観した楽観論の先には何があるんでしょうか。
 やはり、社会主義的資本主義という新しい環境下での現象は、バブル崩壊すら乗り越えて、言い方をかえればバブル崩壊とは政治体制の崩壊でしか達成し得ないのかもしれない?ということでしょうか・・・。


 今回は、結論もないまま、適当によもやま話でありました。


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中国政府に告ぐ!というよりも、エンタメアトラクションだなこりゃ。



あえて、このブログで細かい僕のメディア出演情報などを出さないでいるのですが、中国内で、興味深い「小競り合い」がありましたので、それをご紹介したいです。

 少し前に中国のテレビ番組に出演しました。

討論番組の形式で、毎回特定のテーマに従って専門家がディスカッションするわけですね。今回僕が出演したのは、「南シナ海の問題について。」もっと言えば、「中国から見た、南シナ海沖での日本の中国領海侵犯問題について」と表現したほうが良いテーマですね。
 言わば、「中国のテレビ番組」で、「中国語での討論」で、「中国人に対して」、「中国からの主観的テーマ」での討論番組に、「日本人の政治活動家の僕」が参加、という、アウェイの、アウェイの、アウェイのグランドスラム的な立場での参加だったわけです。恐ろしいですね~、聞いただけでも身震いがしそうな状況であります。多勢に無勢ということだけではなく、僕は政治活動家として「言ってはならない」タブーワードをたくさんかかえています。

 こんなひどい状況に置かれる日本人の政界の方はあまりいないでしょうし、そもそも通訳の一切入らない中国語での討論という時点でハードルが高すぎるでしょう。もうハッキリ言って、ボロボロのカタナを持って、最新式重装備の軍隊に立ち向かうようなもので、最初から「討論」にならないことはわかっていましたが(笑)、僕はふっと「物見遊山」の気持ちが芽生えてしまって、ふらっとオモシロ体験をしてみたくなったわけです。遊園地のジェットコースターアトラクションに怖そうだけど乗ってみたい、そんな感じですw

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こんな感じで、会場の様子。奥にいて「矢面」に立つ僕。もちろん、司会進行も討論もすべて中国語、難易度高し。おそらく中国語リスニングテストよりも難しい(笑)

 さらっとおさらいすると、南シナ海問題ってのは、南シナ海をフィリピン、中国、ベトナムなどが領海として主張している所で、さらに問題を深い原因にしているのは油田開発(経済的利益)問題。ここに、南シナ海周辺各国だけじゃなくて、インドや日本も油田共同開発でのりこんできたもんだから、中国が中国独自の領海への侵犯だとして騒いています。という状況なわけです。
さらに最近では、日本の主張する排他的経済水域やらの経済問題としてこじれているだけでなく、ここに、インドの軍艦、ベトナムの駆逐艦、日本からは海上自衛隊も・・・という軍事絡みのどんちゃん騒ぎでありまして、米国の黒幕説や米国のステルス艦が・・・というチャイナVS.アメリカも入ってきちゃって大騒ぎということです。
ほんで、今回のテーマとして結局は、こうした複雑な状況を踏まえた上で、中国政府が「日本は戦争を中国に仕掛けるつもりだ!!!」と、相変わらずの「とんでも主張」をくりかえしていることを受けた、「討論」であります。

まー、このように、最初から日本としての立場としては「え?戦争??何いってんの?」「ぽか~ん」といった、ツッコミどころ満載であるかたちなわけです、この問題。

はい、そんなわけで、そもそものテーマにツッコミを入れてくなる中で番組のディスカッションスタート。

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中国側1、バトルのお相手。比較的客観的な方。

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僕。まずは、さらっと当たり障りの無い主張を展開。様子見。
日本の代弁者・サムライの心構え!!

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中国側2、バトルのお相手、こちらもあまり中国政府よりという感じではなく客観的な意見を主張。

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中国側3。ザ・チャイナ!!大ボス。政府関係(外交部:中国政府外務省)なので徹底的に訓練された「対日の外交コメント」を繰り出してきました。右をふりむけば「侵略だ!」左をふりむけば「戦争だ!」とのこと。

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アメリカ側。敵か味方か?とりあえず、メガネはおしゃれ。どこのブランドですか?

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スポンサーはGREE。日本のSNSの会社ではなく、中国のエアコンメーカー大手。にもかかわらず、会場の照明が暑くて汗ばみます。

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司会の方。サバキが上手い。

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そもそも日本は、1,経済的には共同開発で、より一層の混乱は望まず。2、軍事的には米国の影響有り、日本の100%自由ではない。3、国民心理的にも大東亜戦争の時代とは異なる。 で、目下「単純に」日本国は「主体的には」中国との戦争を望んどりゃせんと主張(他国の影響、不可抗力は別にして。)。 そんなコスト(人命損失コスト)がかかることを今しませんよ、と。

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「中国的主張」で反論。かなり長くしゃべり続けられてます。

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なんだか、よくわからない身勝手な主張だなぁと思う僕。

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ジェスチャーも交え、だんだんとロジックが不思議な方向にエスカレート。言葉も激しい口調になってくる。

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日本の過去の「悪行」を徹底追求。また、アメリカとの同盟なんて「嘘っぱちじゃねーか!」と一刀両断。表情豊かですね~~(笑)

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ニガワライww・・・。

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米国介入。そのフォースは、ライトサイドか、ダークサイドか? ビビビ-

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ふむふむ、それはともかく、あの米国女史のメガネ綺麗だなぁ、セルフレームかなぁ、メタルフレームかなぁ。メガネの裏面がブルーで、シャツのブルーとあってるなぁ。




 ・・・はい、まぁこんな感じでした。
内容はともかくですね、僕は会場でも主張したのですが、日本が領土的主権を主張している、ロシアとの北方領土問題、韓国との竹島領土問題、中国との尖閣諸島問題ですら、「解決できない」日本が、この時点で、領土主権を主張してない南シナ海を軍事的制圧するわけ無いですし、尖閣よりも激しく中国とそこで極度に衝突を起こす気なんて毛頭ないでしょう。 

 それから、「なぜ南シナ海に海上自衛隊の艦隊を?」ということについては、尖閣諸島の問題で「中国への外交信頼度が極度に低くなっている」中で、我が日本国の経済的利益保護のために当然と思われます。僕は、会場で「南シナ海の前にまずは尖閣諸島の問題を解決せよ!」と主張したのですが、その返答は「話しのすり替えだ」とのこと。
 尖閣諸島問題→信頼感低下→南シナ海問題という流れがあるわけですから、話のすり替えじゃなくて、領土主権を主張している尖閣諸島の問題解決すれば、南シナ海問題も交渉による解決の道がみえるでしょう。といいたいですね。

 さらにさらに、南シナ海の話題については、はっきりいって、現在では日本国内ではTPP参画問題に比べて、遥かにバリューが相対的に低い。米国絡み・ASEAN絡みの問題として日本の中国に対する今後の外交的方向性を分析するならば、南シナ海問題よりもはるかに、TPPの参画をどう決着するかで、米国追従なのかどうかなどなどいろいろ見えてきます。だから、日本にとっての意義としては、中国でこの番組のように熱く議論されるような「外交的話題ですら無い」わけです。 むしろ、この南シナ海問題を熱く議論したいのは、単に中国政府の「外交ネタ作り」のためでしょう、ということです。


 ま、もろもろ、わかった上で、中国内のメディアでのこと、中国語という武器での戦いのこと(母国語でない僕には徹底的に不利)、日本人として日本を主張する立場は一人だったということ、すべては、中国政府が方向性をつけた中で中国内大衆のニュースバリューが形成され中国メディアがそのために番組をつくらざるをえない状況であるということ・・・・で、今回「物見遊山」してきました。




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フォギー・アンド・ダーティー

 先週も何カ所かの出張続きで北京を離れていたものの、北京に戻れば今日も北京の天気は絶不調であります。
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 米国メディア(調査機関?)が「北京市で空気をすうと、一日で20本分のタバコ喫煙に相当する」といった発表があったらしく、これにこぞって中国メディアが猛反発(アナウンサーが笑顔でさらっと反論)。中国メディア側の反発の根拠は「アメリカは我が国とは反対の立場で言及するし、科学的根拠はない。」とのこと。オヤ?中国側の反論の理由に「科学的根拠がない」というオチでありますな。
 ま、でもこれはこれ。大部分の中国公民からすれば「そうだ!アメリカは内政干渉するな!」ということになりますね。中国のメディア(政府)の重要機能として、常套手段の国威発揚的な意味があります。中国の有識者のみなさんは、「中国のメディア(政府)はあいかわず、強気じゃないといられないんだから、まったくもうお仕事ご苦労さん」ってな感じでしょう。

 われわれ日本人としては、「中国がまた、激しく反論して、だめだなぁ~」とみるよりも、「中国政府も、必死に中国公民の不満をどこかにむけたいんだなぁ」、「中国有識者は、政府の板挟みと中国公民の教育水準の低さを憂いていいるんだなぁ」とみておいたほうが分析に間違い無いですね。

 ちなみに、日本の外交はコメンタリーに一切の気迫がないので、弱腰外交というよりも、最初から「不戦敗の体」な気がします。
 外交報道官制度というのは、ある意味「外交ショー」であるので、これを日本も活用してみたら良いだろうと僕は思いますね。通常の日本語会話では使わないような「言葉」を「外向き」にだけ使えばいいんです。国内向けには「毅然たる態度で抗議をしてまいります。」程度で良いのですが、外向きにはそれ専門に「我が日本国の領土を侵犯することは、日本国民だけでなくその祖先の魂も脅かす悪虐非道なる行為である!全国民の血が乾ききるだけの抗議に値する!!直ちに謝罪無くば我が国の全てをかけて対立を深める結果になるだろう!!!」程度のよく解らない激怒ぶりを表しておいてもいいんじゃないでしょうかね。



 もひとつ、なんか不思議なことをやっている写真をみつけました。

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これ、中国中央銀行による「偽札みつけたら通報してください、通報ホットライン・宛先メールアドレス」の立て札らしいのですが、このあてさきメアドが酷い。ものすごく長くてその場で入力するのも面倒くさくなるほどです。この立て札の写真がネットに流れて、次は中国ネット民が大ブーイング。こちらも、中国的といいますか、おそらく政府(中央銀行)の担当者も社会的意義をもちながら、この「偽札対策」をやっているというよりも、上からの決定で「やっつけ仕事」的にやっているのが見え見えですよね。単純なシステム設定エラーじゃないでしょうから、当初より毛頭まったく市民サイドのことは考えていないと言うか、通報プロセスなどを考える必要も無いと思っていると言うか・・・。



 と、今回はこんな中国を垣間見る2つの小ネタをだしましたが。実は大ネタが2つも先週はありまして、これはこれで大変中国の内情をえぐるようなことでありました(人命がかかっています。)。

 ただし、(本気で)僕が中国に住めなくなるかもしれないので、ネット公表できません。何かの講演等の機会があれば、みなさんにご紹介します。だから講演依頼くださいね!とちょっと営業してみる(笑)



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