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中川コージの業界トレンド観察::ブレッピースーツざむらい(侍)

ブレッピースーツざむらい(侍)


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 僕は休日の趣味として料理をつくることが多いのですが、最近購入したキッチンツールのお気に入りが、吉田金属工業株式会社(YOSHIKIN:非上場:http://www.yoshikin.co.jp/)の展開するGLOBALという包丁ブランドです。
ホームページによれば新潟県燕・三条地区で創業から50年近く洋食器メーカーとして経営しており、1978年に「イタリアのデザイン、ドイツの堅牢、日本の精密、この3要素を併せ持つ製品」というブランドコンセプトのもと、GLOBALが開発されたそうです。日本で販売が伸びていることは当然ながら、日本国外からの注目も高く、輸出も好調の兆しということですね。



デザイン性、機能性がともに優れたツールというのは、キッチンツールに限らず、市場競争力をもちますが、それらは、一義的には水と油のようなもので、うまく混合することは難しい場合がほとんどでしょう。この二つの要素の接着剤となるのが、工業デザイナーというように呼ばれる方々のプロフェッショナルと思います。たとえば、昔かたぎの鍛冶職人にとって、大量消費市場から期待されるデザインを追及し、その形状をツールに落とし込むことは、学習していない未知の領域ですし、デザイナーにとって、職人に長年をかけて感覚的に培われるような本当に革新的にアップデートされた機能を数値化する技術ならびに継続的な革新性へとつなげるようなツールを作る感性は、備わっていないわけです。また、その中間に位置する工業デザイナーのようなプロフェッショナルが、双方に秀でているかというと、これも科学的に学習できる要素だけではなく、双方にそれぞれ点在するアートである部分がために、天才と一般(市場に受け入れられた成功者と失敗者という区別ではなくて、本質の能力的な天才と一般)が存在するような状況です。
また、単に機能的で、芸術的であるということは、大量消費市場の需要に適合するかどうかは別の問題ということです。高価で、少量の機能的かつ芸術的なツール(ガジェット)は、一部の高級市場のみの需要を満たします(たとえば、5000万円のような超高級機械式時計)が、僕の意見としては、それは、経済的私益は達成されるかもしれませんが、社会便益となっていないと思っています。ですから、芸術的に公益的な所蔵品(美術館などに展示される)となる以外において、こうしたツールは一切の社会便益とならず、「没したツール」と考えています。一方で、機械式時計でいえば、ロレックスやオメガなどは、数十万円から購入でき(もちろん、これを高いと感じる方も多くいらっしゃると思いますが、先進国の所得水準で大衆が不可能な購入金額ではないと思います)、それは時計の大量消費市場の中の比較的高級な位置づけにありますから、僕はこれは十分に「価値あるツール」と考えます。

こうした前提の上で、「(モノとして)機能的で、芸術的で、(コスト構造として経営組織として)大量消費市場の需要に適合している」ツール(ガジェット)とは非常に稀な存在となります(市場競争力は当然高いものとなります)。

大量消費市場に提供するためには組織的な提供主体が必要となるでしょう(個人、マイスターの手作りであったとしても、市場に多量の消費として販売するためには、多くの利害関係者との調整が必要ですから、一人仕事は不可能です。)。つまり、機能的で芸術的であっても、「売れな」くては、組織の継続性が危機に瀕し、ひいては、その機能的芸術的ツールを生産することができなくなってしまうということになります。



このような理論的背景にたちますと、なんとも、今回僕が気に入ったGLOBALは、その伝統的技術、市場への対応、芸術性、経営の卓越性、など「モノ」としての資質、「組織」としての資質においてともに達成できているとおもいます。さらに、われわれ日本人にとってうれしいのは、その創業からして、日本オリジナルであるということで、これが、世界の市場からも期待されているということです。

GLOBALの包丁を握り締めて、クッキングをしながら、こんな上述のロジックをずーっと考えていました。実は、次に狙うは、メードインジャパンではありませんが、ルクルーゼ(http://www.lecreuset.co.jp/)のココットです。
 そーゆーわけで、今日はバターのスリルと塩のサスペンスをディレクションしてきます(いや、単にクッキングするということです(笑))。


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Question:まぁ~るい緑の・・・?

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