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中川コージの業界トレンド観察::ユーハーーーーーッッ!!

ユーハーーーーーッッ!!

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 僕は、UHA味覚糖(味覚糖グループ:未上場:資本金100億円:昭和24年設立創業:従業員数408名(2009年現在):http://www.uha-mikakuto.co.jp/)から発売されているCUCUという立方体方の飴が非常にお気に入りです。最も初期に濃厚ミルクと黒蜜のハーモニーの飴として登場し僕の心を鷲掴みにしました。その後のラインナップの抹茶と黒蜜、発酵バターと塩キャラメルミルクなど、間違いのない和洋折衷スイーツフレーバーの組み合わせを展開しています。一般的な流通ルートにのっている飴の中で僕がもっともすきな5番以内に入るといえます。

さて、このUHA味覚糖の飴を中国でよくみかけます。
コンビニ業界についてはまたこのブログで後ほど考察いたしますが、外資系、主に日系のコンビニグループ、中国ローカルコンビニの快客(Quick:商品品揃え・質、サービス、出店地ともに日系にコンビニより競争劣位です。日系の進出により各地区から撤退が相次いでいます。)、外資、中国系スーパー等小売の末端チャネルで満遍なくUHA味覚糖の商品が並べられています。 UHA味覚糖商品の中国市場でのラインナップは中国独自のものであったり、日本と同様の個別飴ブランドであったりしますが、チョコレートなどにも力をいれているようですね。

そこで、かなり中国市場で健闘しているUHA味覚糖について調べてみたくなりましたが、日本でも未上場、中国でも未上場ですから企業データ(株主構成・財務諸表・役員経歴等)が手に入りません。よって、相当に主観的判断でみていこうと思います。

まずは、市場規模ですが、
中国の飴市場はこの10年来年間10%前後で継続的に拡大しており、150億元市場(=2000億円くらい)といわれています。また、中国人の平均年間消費量は700グラムで、先進国の10分の1、国際平均の3分の1の消費量ということです。こうしたデータは様々なソースからでており、さらに飴の定義・分類などばらばらですから、一概にどのデータが正しいということはいえませんが、有る程度一致した見解から僕が考えますと、中国の飴市場は国際的水準までまだ伸びしろがあるということ、市場規模として魅力的であるが、日本のように成熟市場ではないこと(中国はより製品ライフサイクルが長め)、中国オリジナルのブランドが登場する余地があること、などなどが考えられます。(より詳細なものは独立系の調査会社がこうしたデータを販売しています。)

 UHA味覚糖は、1998年に出張所を上海につくりまして、2001年に設立登記、2002年に現地工場設立をおこなっています。上海では相当の知名度で、上海10大特産品お菓子部門のような賞を受賞しているようです(これがどれだけの価値をもつのかは不明ですが、少なくとも一般認知としてお墨付きがあるという意味としてとらえることはできるでしょう。)。

こうした意味では、すでに、中国で現地製造、販売する企業として顧客にも中国内で認知されたブランドになっていますし、上述の市場規模の拡大によるマクロ的な追い風もみることができますから、今後も成長する可能性は非常に高いといえるでしょう。それに加えて、いつもながら「日本ブランド」が安心、安全、おいしい、という形で、UHA味覚糖にも強みを与えておりますから、「日本から上海へ、上海から全国へ。」と自社(中国子会社)の経営目標で語っているように、全国展開を急激におし進める要因になっているのでしょう。

 そのほかUHA味覚糖は飴だけでなくチョコレート等の商品もラインナップしていますので、中国市場からの利益は当該グループ(日本本社)に対し相当の割合となってくるのではないでしょうか。スーパーなどでは、中国現地のDOVEというチョコレート、明治のチョコレートとUHAのチョコレートが激戦を繰り広げています。2009年のグループ年間売り上げが250億円となっていますから、中国市場の規模・シェアからなんとなく判断(データがないので)すると中国子会社からの売上貢献割合は相当高くなってきているのではないでしょうか。



 各業界において中国企業と合作・合弁で市場を獲得していくことはよくありますが、独自の商品で、完全に企業も現地化して中国市場に入り込んでかなり成功した非上場の日本企業ということで今回はご紹介しました(実際には多少資本提携などはあるかもしれませんが)。

「食品」については、まさに、「安心・安全」の日本ブランド(日本国内での中国製品に対する「危険・不安」といったイメージと逆のことがおこっていると思われていいと思います。)が、たとえ「上場会社や超大企業」でなくとも、また日本市場でリーディングカンパニーでなくても、中国市場でリーディングカンパニーになれることを示します。経営学的にも、本国市場でトップシェア(Market share based Leader)でなかったり、技術的リーディングカンパニー(Technology based Leader)でなくても、他国へ進出し、国際的多様性(Diversification)を獲得し、また本国にもどっても強みを発揮していくというようなことが議論されたりもします。実際にそれで成功したケースはたくさんあります。

こうしたアジアに軸足を置いた間違いの無いチャレンジが日本企業に利益をもたらし、日本全体としても景気をかならず向上させます。
このブログをごらんの「食品」業界に関係する方がいらっしゃったら、今からでも遅くないので、中国市場への展開を目指されてはいかがでしょうか。中国でおまちしておりますww。



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Question:以前は「ビーフオアチキン?」の質問が有名台詞となっていた国際便機内食の選択は、排他的二択という人生最大の決断のひとつです、さてあなたは日系航空会社に搭乗しました、この人生の分岐点あなたならどっちを選ぶ?

Answer-left:「日本にもどるときも出るときも、日本食が一番間違いないのさ!いつでもジャパニーズスピリットだぜ!・・・すみません日本食いただけますか。」の方は下の左にある「← どんっ!」バナーをクリック

Answer-right:「日本にもどったら日本食いっぱい食べられるし、日本から出るときはさっきまで日本食たべてたよってことだ、そんなのあたりまえじゃん。ここはひとつ味のかわったものを。・・・すみません洋食でおねがいできますか。」の方は下の右にある「ぽちっとな →」バナーをクリック

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DOCCHI???? さて、あなたのアンサーはドッチ?? ????DOCCHI


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