エコエコ甘栗 パート2

(・・・パート1からの続き)

 そこで、僕は今回第三の方法「インターネット切符販売はどんなもんだろう?」ということで試して見ることにしました。
まずは、鉄道部のHP(12306.com)にアクセス。初回登録を済ませ、外国人の身分証明証であるパスポート番号を入力するところまではよいのですが、外国で発行されたクレジットカードの決済ができませんので、中国内でのデビットカードを使用します(日本のインターネットバンキングシステムに比べて、この手続がまた非常に煩雑です。)ネット上でチケットの決済が終わり(Eチケット番号が発行されます)、当日駅についてみると、インターネット予約専用自動チケット受取り機があります。以上がネット切符購入の簡単な流れです。

 乗車当日、これは、並ばなくてスムースだったなぁとおもいながら、駅の切符自動受取り機にむかいました。すると!!切符の受け取りに必要なものは「Eチケット番号」だけでなく、身分証明証のICカードが必要と機械に表示されています。このICカードというのは、中国国籍の方であればもっている、日本の「住基カード」のようなものです。しかし、僕は外国人でありますから、この「中国版住基カード」をもっておりません。(切符の購入時の身分証明証はパスポートでありました。)
 結局、僕はその自動受取り機では受け取れない、ということが判明し、窓口の長蛇の列にならぶことになったのでした・・・・。ネット購入の意味が全く無い、むしろネットでの操作が煩雑で時間をロスしただけ。


 教訓:中国での電車切符購入は、窓口販売に限る。とくに、外国人のわれわれにとっては、インターネット決済も煩雑な手続きをふむことになり、また決済が終わった後も、結局「駅にて自動発券機で受け取れない」ということ。すでに決済済み切符が長蛇の列で購入できない可能性も高いが、もちろん(!)駅での丁寧な対処法の説明などは一切なし、妥協無く厳しい。絶望的なほどに外国人ユーザーフレンドリーでない。


 そして僕は乗車直前になんとか、ギリギリで切符が手に入り(切符購入行列に45分以上並ぶ破目になった)、「和諧号」と名のついた電車にのることになりました。この名前、面白いですね。「和諧」とは中国政府(特に胡錦濤国家主席が誕生してから)が提唱しだした概念で、「和諧社会」という形で用いられます。

Wikiによれば、「和諧社会とは、中国共産党が2004年に発表した各階層間で調和の取れた社会を目指すというスローガンのことである。~経緯:中国は改革開放政策によって、官僚や党員の腐敗、階層間・地域間の格差の拡大、環境汚染が深刻化している。そのため、和諧社会というスローガンを打ち出すことによって社会不安を抑える狙いがあると考えられている。
また、鄧小平の進めた改革開放を止め、毛沢東が考えていた共産主義に戻ることはもはや共産党指導部でも不可能な状況であり、改革開放の負の側面を是正するために、官僚出身の胡錦濤を中心に政府主導による所得再分配に奮起をうながすスローガンでもある。つまり、民衆の不満をそらすためだけのスローガンではなく共産党指導部にも向けられたスローガンでもある。」

 とのことであります。ここで、僕の乗る「和諧号」とのギャップが興味深くはありませんか?名前は「和諧号」と標榜しているものの、座席はしっかりと、「特等席・一等席・二等席・立ち乗り席」というまさに資本主義的階級闘争(?)があるわけです。さすが、共産主義的看板の中で徹底的な資本主義(自由競争)を推進してきた、「オクニガラ」であります(苦笑)。
 名前は名前、実態は実態と。


 当初、僕は立席だと疲れるし、二等席くらいがちょうどいいんじゃないかなぁと思っていたのですが、二等と一等の価格差が20元くらいでしたので、一等席を予約しようとしました。しかし、初回登録やカード決済やらなんやらで手こずっているうちに残り座席数が完売してしまい、のこるは「特等席」か「立ち乗り席」だけになってしまいました。そんなわけで、プラス数十元をだして、今回は「特等席」を確保したという経緯があります。

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↑二等席の様子。そんなに悪い感じではない。座席も日本の新幹線普通席よりもちょっと狭いくらい。


 僕がのった「特等席」は、日本で言えば「グリーン車」か、最近の東北新幹線「グランクラス」みたいなものでありますが、これが、まーったくもってひどい。価格的には「二等席」の2倍程度しているのに、サービスどころか座席の快適性も「二等席」とほとんどなにもかわらないんです。全車両の内、10座席しかないレアな席ではありますが、むしろせまい個室に押し込められていて「一等席」より窮屈な感じがするような気がしました。

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↑二等席と同じ車両内に特等席が個室で区切られている。別等級席と車両が同じなので、プレミアム感は一切ない。しかも管理が厳重でないので、ふらっと「二等席」の乗客が入ってくる。

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↑特等席。隣の見知らぬ殿方をパシャリ。二等席と横幅がそれほど変わらないように思われ。リクライニングもそれほどできるわけではない。


 以下、妄想的無駄話。
この待遇に不満を思い、僕が「何か・誰か」に文句をいったところで、今度はその「何か・誰か」がロジックを形而上的な原点にもどして、「外国人が何を言う、価格差はあれども待遇が変わらないことが和諧なのだ!」と言われ、僕がさらに反論で、「おいおい、お金だけ先にとっておいて、ここだけ社会主義的正論を持ち出すのかいな。さすが共産主義を標榜しながら資本主義の美味しい汁を吸い、挙句、対外的には取引が終わった後に、共産主義のロジックで経済利得を接収かよ。」的なことがおこりそうですので、僕は苦虫を噛み潰したような顔をしながら、「特等席」におとなしく座っておりましたとさ。(と、以上は完全なる妄想劇ですので、冗談ですヨ(^_^;))


 結論:「和諧号」では、外国人はおとなしく「和諧」に従うべし。できれば安い席に。もし高い席しかなくてコスパが悪く、無駄に価格が高くても、通行料と思い我慢すべし。



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