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中川コージの業界トレンド観察::中国ビジネスパートナーへのプレゼント指南

中国ビジネスパートナーへのプレゼント指南


 前回は抹茶・なんちゃって茶道セットのプレゼントについてお話ししましたが、同じ系列(?)で考えて、日本人が中国人の方に贈るもうひとつ良いプレゼントがあります。それは、日本で言えば「盃」「ぐい呑み」といったようなものです。
 この大きさ、茶道での茶碗からすれば小さいので、このように「ぐい呑み」などと一般的に呼ばれるものですが、実は中国のお茶でいえば、この日本のぐい呑みのサイズが、中国の「茶碗」に相当することになります「茶杯:チャーベイ」。だから、「日本のぐい呑み」≒「中国の茶杯」という図式でそれほど大きさに差異はないでしょう。

 それでは中国の「茶杯」が芸術品としてどれくらい洗練されているかといいますと、これだけ「中国茶道」が発達しているにもかかわらず、日本の茶碗ほどのバリエーションがありません。粘土器や磁器なども著名陶芸家の創ったものも存在してはいるものの、日本のように、「九谷」「信楽」「瀬戸」「萩」などなどと多くの「ブランド生産地」があるわけでないんですね。もちろん、日本でも有名な「景徳鎮」のような生産地ブランドもありますが、すでにマスプロ(大量生産)化されていることもあり、本当の意味での「ブランド生産地×著名陶芸家の窯」というのは少なくなってしまっています。


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これは、僕が所有する「景徳鎮」の著名陶芸家の銘が入ったもので、有名な窯で作成されたものです。とても繊細で鮮やかな色彩の装飾がなされています。とっても細かいです。



 そう、話をもどします。そうすると、日本の茶碗で培われたバリエーションある「ブランド生産地」の窯業が多く存在します。そして、そうした窯では、日本でいまでは日常的には使われなくなった茶道用の「茶碗」だけでなく、そのミニチュア版ともいえるような「ぐい呑み」が作られています。ですから、日本の「ぐい呑み」はものすごく、生産地ごとの特色がでたもので、伝統技術が集約されたようなものなんですね。
 そうなると、中国の方にとっては、これを「茶杯」としてプレゼントするととても喜ばれることに成ります。日本の「ぐい呑み」は芸術的価値もとても高いものですし、中国生産の「茶杯」ではないような色彩や土・釉薬の使い方がみられることになります。

 このブログを御覧の皆さんにとっても、今後さらにさらに増えてくるであろう日本と中国とのビジネス交流でありますが、そうしたビジネスという場においても、プレゼントは、悪意なく友好的な意味をもたらすことがあるとおもいます。その際には、こうしたものをプレゼントとしてみるといいと思います。ぜひ日本の有名窯の芸術的な「ぐい呑み」を、そのまま「ぐい呑み」として、またはお酒を飲まない方には「茶杯」としてプレゼントしてみるのは面白いんじゃないでしょうか。万人受けしますので日常使いも良いですし、高級志向に芸術品を渡しても喜ばれます。



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前も紹介した山根清玩先生の作品。清玩ブルーとよばれる、とーーーっても、綺麗な青萩で有名です。ぐい呑み。こぶり。


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中尾哲彰先生の作品。銀河釉とよばれるような、金属がまざったような、宇宙を思わせる光沢あります。大ぶりのぐい呑み。液体をいれると、もっと宇宙のような気分になります。



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これは高級品で有名な、「志野」のぐい呑みです。正統派の志野焼といえば、誰もがヨダレがでるほど欲しいもので(?)、この淡いもってりとした白の中に、ボツボツした中に垣間見える、「赤・紅・朱」のような具合が、とても芸術的です。値段としても、こんな小さいものですが、ビックリするような値段です・・・(笑)安く売っている志野は、伝統的な原料ではなく、土や釉薬に混ぜ物をしているものがあり、似非志野であったりするので要注意です。ちなみにこれは、僕所有のものではないです、、、欲しかったなぁ。

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