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中川コージの業界トレンド観察::ラブマシーン年間使用報告書

ラブマシーン年間使用報告書

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 シャーボXという複合筆記具をご存知でしょうか?

ゼブラ株式会社から発売されて、数十年の間日本人に親しまれている同社のブランドです。このシャーボというブランドから二年前に新しいラインナップのシャーボXというものが発売されました。もともと、シャープペンシルとボールペンが両方使える複合筆記具=シャーボというコンセプトですが、このXシリーズによってシャープペンシルの太さ(0.3ミリや0.7ミリなど)やボールペンのインク色(ゲルインク油性インク10種類程度)とそれをおさめる筐体軸部分を、消費者が組み合わせて選ぶことができるようになりました。自由度が上がってカスタマイズする楽しみを顧客に提供することができ、それなりのヒット商品であったと思います(会計数値はチェックしていませんが)。

 そして、ステーショナリー好きの間では有名なことですが、このインク(カートリッジのようになっています)が他の欧州ブランドなどのボールペンにも使える機構になっていて、いままで純正品では油性インクしか無かった欧州ブランドの複合筆記具で、このシャーボXの替芯を「裏技的に」つかうことで、欧州ブランド(Lamy社の2000シリーズはカスタマイズで有名)でもカラフルなゲルインクが使えるようになりました(メーカーはともに純正品の使用を促すために、他メーカーのパーツ仕様は正常動作保証していません。)

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 さて、ここからが本題。
上記のような裏技で僕もそれなりに満足していたのですが(欧州文具のデザイン性とゼブラインクの発色の良さを兼ね備えた)、それでも、ひとつだけ問題が残りました。それはコストパフォーマンスです。このシャーボXのインクは、発色もいいですし、なによりも、この代替性の高さがいいわけですが、数百円というインク替芯だけの値段の割に、すぐにインクがなくなってしまいます。マルチペン(複合筆記具)なので、それ一本で一日を乗り切りたかったりしますが、突然のインク切れという状況になんども遭遇してしまいました。コストパフォーマンスの悪さと使い勝手の悪さがともにでてしまうようなことになってしまっていたわけですね。

そこで、その2つの問題を解決するために僕が現在使っているものがあります。この1年使っていて問題がありません。

つまり、高級ステーショナリーとしてのデザイン性、ゲルインクなどインクそのものの性質としての発色の良さ、コストパフォーマンスの良さ(長持ちするという要素も含む)、という3つの要素をすべて満たしたものです。それは、プラチナ万年筆株式会社のマルチペン(同社では多機能筆記具と表記)を筐体に使用します。これは、他の欧州ブランドの多機能筆記具となにが違うかというと、使っている替芯の形状が異なります。これによって、SignoやHitecCコレトといったものの替芯が使えるようになります。
シャーボXや欧州高級筆記具のものは、これ(60mm)で、

BSP100S_67mm.jpg

プラチナ万年筆のマルチペンや三菱Signo、HitecCコレトなどはこれ(100mm)です。
BSP60F_107mm.jpg

 簡単にいうと、コストパフォーマンスの良くないシャーボXのものは、高級筆記具に使われていまして、コストパフォーマンスの良いものは広く日本で普及している「セルフ組立式」ボールペンに使われているような感じです。ですから、プラチナ万年筆の高級ラインナップのマルチペンで、後者の替芯を採用しているということが非常に稀なんです(僕の知る限り、プラチナさんからしか出ていません)。なぜかプラチナ万年筆さん高級複合筆記具ではこの蒔絵シリーズだけでこの芯が採用されています。http://www.platinum-pen.co.jp/multi_02.html#MWB-5000RM

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 そんなわけで、僕は、高級筆記具としては異端児的なプラチナ万年筆の多機能筆記具「蒔絵シリーズ」を使って、三菱Signoのゲルリフィル(書きやすくて有名なジェットストリーム油性芯などもあります!国際競争力を持った日本の筆記具技術の王者ともいえるノウハウが詰まっています。コスパも高く、技術も高い!)に入れ替えてつかっています。デザイン的には選択の幅は少ないということになると思いますが、「日本テイスト」で、「高級感」があって、というこの一本をひとつもっておいてもいいのではないかなと思います。

高級感(筐体デザイン)、コストパフォーマンス(インク消耗効率)、使用感(インク発色性・インクの滑らかさ等インク技術)、の三拍子そろったステーショナリー、おそらく現時点では、世界で唯一の組み合わせと思います。


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