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中川コージの業界トレンド観察::金属と金属の隙間

金属と金属の隙間

 お茶の葉がそろってくると、次に気になるのはアクセサリー関連です。お茶は日本でも茶道となっていますが、イギリスでもフランスでも、それぞれイギリス式紅茶、フランス式紅茶の芸術になっていますから、アクセサリーも充実しているわけです。代表的なところでは、ティーカップ、ティーポット、ティースプーンなどがありますね、僕がいま集め出しているのは、アンティークのティーキャニスター(お茶をいれる保存容器)です。アールデコ的な装飾があるものや、素材もブロンズ、ステンレス、銅、錫、純銀などなどあります。とりわけ、ピューターとよばれる錫の含有率の高いティーキャディーは、値段もそこそこするのですが、それでも高級感もありますし、保存容器としての機能美があるとおもいます。タイやマレーシアのブランド(http://www.pewterartmalaysia.com/)(http://www.thailandpewter.com/th/main/index.php)がいいものを作っているので僕もそれを購入しましたが、1万円はくだらないので、あまりいくつも買うことはできないですよね。でも、この装飾がなんとも、いくつかそろえたくなってしまうところもあります。
 機能性やコストパフォーマンスからいったら、このピューター製が一番よいのではないかなとおもいます(あくまでも、かなりの種類のお茶葉を保管するわけですから、その多くには安価なアルミ製などのティーキャディーもたくさん使いますが、高級茶葉用に保存容器も高級品から選ぶならばコレ、という意味で)。

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 それ以外に、本当にアンティークのものもいくつか保有しています。まぁ、これは、僕の道楽といいますか、純銀,スターリングシルバー(Solid silver or Sterling silver)ですし、値段を言うのもはばかられるので、ここではあまり語らないようにしましょう(笑)。そもそもアンティークですから,密閉性の技術が100年以上の前のもので低かったり、いろいろと保存容器としては問題があるでしょう。でも、みているだけでウットリしてしまう美しさなんです!いまは、円高なので、日本円ベースでの資産が多い日本人であれば、海外から購入して一生モノとして保有するにはよい機会なのではないでしょうか。


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さて、金属系をもっぱら好む僕の趣向があるものの、やはり中国茶については、中国の保存容器を使うというのも、趣があるものです。中国でティーキャディーは、主に2系統+αです。ひとつは、陶器でひとつは磁器です。前者は穴があえてあけてあったりするものもあり、プーアル茶など後発酵茶などに使われます。後者は密閉性が高く、緑茶、紅茶などどんなお茶にも使われます。有名所では「景徳鎮」ブランド(いまは地名のようなものですが)では、磁器もので、非常に繊細な装飾が手作業で生されたものもおおくみられ、決して年代物(アンティーク)ではなくても、「所有したい欲」をかきたてられるものも多いんじゃないでしょうか。手作業の装飾は美しいと思います。もうひとつの「+α」にあたる部分は、上記のピューターの「パクリ」製品です(他にも木製などもありますが、ごくわずかです)。また、パクリか!と思うくらい、さすがの中国の模倣産業、見事にマレーシアの純正ピューターブランドのデザインを「そのまま模倣」した模造品が販売されています。価格は純正の4分の1程度、デザインそのままで錫の含有量をおとしてあります。また、内蓋、外蓋の密封技術が低いらしく、きっちりとしまらなかったり、開けづらかったりします。それでも、価格の安い模造品なので、中国内需要はあるのかもしれません。


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ネットをみまわっていたら、安価なキャニスターの卸業者を発見。あまりのHPの質の低さが面白かったので、あえて、ご紹介(http://www.ydwj.cn/)


最後に、忘れてはならない母国の無形資産たる伝統工芸技術のつまった日本のものをご紹介しておきましょう。日本のティーキャディーで老舗ブランドといえば、開化堂の銅製茶筒(http://www.kaikado.jp/tyazutu/tyazutu.html)でしょう。安価なもので1万円くらいでしょうか。



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たしかに、僕もこの開化堂のシンプルな茶筒の味をだしながらの経年劣化(いわゆる、エイジング)にひかれるのですが、僕がこの開化堂とならんで気に入っているのが、こちらの作品。伝統工芸に裏打ちされた大量生産されない茶筒です(開化堂のものは百貨店等の流通ルートにのっているので、市場への供給量は少なくないはずです)。この僕がひきこまれた伝統工芸の「妙」は銅でつくりだす「茜色」です。この色彩は本当にめずらしく、高温で焼いて急冷する必要がるらしいのですが、あまり高温だと銅が溶けてしまうので、そのバランスが技術というところなのでしょう。下記の画像が「茜色」です。いかがでしょうか、きれいですよね。

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 日本のティーキャディーは、その密閉性という機能美の追求はもちろんのこと、一見すると豪華(派手)ではないものの職人気質のなかに遊び心があるような、まさに日本のわびさびの「茶道」の影響をうけているようなものがおおいような気がします。

 というわけで、今日は、いろいろとティーキャディーをみてきましたが、各国のお茶の性質、そしてその国ごとのティマナー、茶道の影響をうけたティアクセサリー、調べているだけでもわくわくしますね。でも、こうしたものは、ティーキャディーだけでも、安価な量販品ではなく、僕の悪いクセでどうしても観察していると欲しくなってしまうので・・・危険ですね。あまり散財しすぎて、肝心の中身のお茶が買えなくなってしまってはいけませんから、自制心を強く保たないといけません(笑)。



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