最近、箸を買うことにしました。いままで、携帯箸などいろいろと興味はあったのですが、その購入規準(評価基準?)がわからなかったので、躊躇していました。というのも、そこそこいい箸が、決して常に割り箸よりも使い易いということはなく、そばなど麺類を食べるときには、割り箸が最強だと思っていました。
ですから、たとえば、津軽塗りやら輪島塗といった伝統工芸でもある「箸」は、値段は高いですよね。それでもそれらを使った時に、決して使い易くないということがあったわけです。つるつるっと、面などがすべってしまい、使いにくいことこの上ない!(たとえ、箸先が多少加工してあったとしても!)。値段 (price) と使用感 (usability)が一致してない。一方で、ある程度は市場原理から、値段 (price) と品質 (quality) は一致しているのでしょうから、導き出した結果としては、箸は使用感 (usability)と品質 (quality) は一致しないものなのだということでした。だから、値段はともかくとしても、箸の品質をもとめることを躊躇していたという経緯があったわけです。
しかし、このギャップは年々、自分の中でずーーーっと解決したいものとしてありまして、先日ふと、箸専門店をリアル店舗でみつまして、仕事の途中でたちよってみました。ネットでの箸専門店はあるのですが、それもまた、評価規準があいまいだったので、リアル店舗を探していたのです。
そのリアル店舗@東京では、店員さんに詳しく聞くことができ、ようやく、僕なりの長年のギャップをうめる解決策をみつけることができました。
まず、箸の品質 (quality)評価基準には3通りあるということでした。ひとつは、「塗り」による評価、もうひとつは「素材・材質」による評価、そしてもうひとつは「シェイプ・型」による評価です。なるほど、これらの3規準で箸を評価していけば、「輪島塗」だから高い、でも使いにくいという、単純な評価からはまぬがれることができそうです。
そして僕が、僕なりの高品質として、使用感 (usability)の判断規準をいれて、評価をつけると相関性がみえてきました!それは、使用感 (usability)と「塗り」による高品質・高価格については負の相関があること、使用感 (usability)と「素材・材質」による高品質・高価格については正の相関があること、使用感 (usability)と「シェイプ・型」による高品質・高価格については正の相関があることです。
つまり、僕が使用感を重視する場合、「塗り」は無く(無塗装)、「シェイプ・型」が高品質(高技術職人製作・7角・8角角箸・長め・先端細い)で、「素材・材質」が高品質であるものを選べばいいというのが結論でした。「素材・材質」については、インドマグロと呼ばれる黒檀とスネークウッドの2種で迷いましたが、模様の美しさに魅せられて、スネークウッドにしました。(下がスネークウッドという木材)
2万円弱という箸としては、それなりの高額の部類に入ってしまいましたが、長年、高額でも高品質ではないという悩みを解決できなかった僕にとっては、まさに、のどに刺さった骨がとれたような、すっきりとした心持ちです!
高品質ゆえに高額で、そして、使用感も良い、箸。いいですね~~。これから、ご飯を食べるのが楽しくなりそうです!
そうそう、ところで、このように、今回僕に新たな快楽を与えてくれた「木材」ですが、これについて、いろいろと興味がわき調べてみることにしました。なぜ、スネークウッドは高いのか?なぜペルナンブコは希少なのか?日本の生産は?世界での生産地分布は?この産業の世界シェアは?資本はどこが強い??などなど、分析してみたくなりました。これは、またあとで~~。
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