前回に引き続き、新型インフルエンザについて、すこし。
大学院から、ワクチン接種についての連絡がきました。北京大学に所属する教師、学生等であれば誰でも摂取できるということです。
日本では、接種の優先順位がニュースでも毎日にぎわっていますよね。とりわけ、未成年への新型インフルエンザの影響が大きいということで、医療従事者、社会根幹機能に関わる方に次いで、乳幼児のいる家庭への接種が開始されましたね。
その中で、一般の健康な乳幼児のいない家庭においては、来年早々の接種になるということと認識していました。はて、そうしますと、中国でこれだけ多くの方にいきわたる分はどのように確保されているのか疑問になりますよね。
国慶節のときに、実は、パレードに参加する予定だったすべての人にワクチン接種がなされていたようですし、今回の北京大学の措置もそうですし、他の日本人、中国人の社会人のかたにきいても、任意で接種が可能になっているということです。
確かに、北京は首都ということもあり、そうした医療体制がしっかりしているともいえますが、全国的に同様に優先順位なく、任意で接種できる状況で、ワクチンが不足するということはないのでしょうか。
それとも、ワクチン接種をする人が少ないと見積もられているから、すべての公民にいきわたるだけのワクチンが準備されていない中でも、任意の接種が可能とされているのでしょうか。
確かに、まわりに話をきけば、「面倒くさいから」や「ダウンリスクが嫌だから」などという理由で、ワクチンを接種できる環境の人も、接種していない人が多いのが目立ちます。
日本でしたら、これだけ報道されているという影響を差し引いても、少しでもリスクがあるのであれば、ワクチンを接種するという行動に、みなさんがでるようなきがしますが、病気、医療に対する概念の違いを感じたところです。
こうした「危機感」や「リスクヘッジ」という認識に対する文化の違いは、そうした問題に非常に敏感な「医療事情」でこれだけ如実にでていますが、おそらく他の事業(ビジネス等)においても、同様のことがいえるかもしれませんね。
僕は、日本では優先順位に入りませんから、接種できないのですが、どうも、中国で接種するのは抵抗がありますね。もし13億人分が用意されているのだとしたら、なおさら、この短期間でそれだけのワクチンをそろえることができたわけで、ワクチン製造工場はフル回転だったでしょう、何かしらの歪みが管理上発生していてもおかしくありません、そして僕はその「質」に危機感を覚えてしまいます(新型インフルエンザならともかく他の感染症は怖いです)。
そんな、僕の危機感も日本人特有なのかなと思いながらも、とりあえず、今回の大学院での接種にはいかないことにしました。そんなこといっていて、ここ数日で新型に感染したら、「失敗した」と後悔するかもしれないですけどね。
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