Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/1/cranky.jp-maze/web/blog/class/View.php on line 25

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/1/cranky.jp-maze/web/blog/class/View.php on line 30

Warning: Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/cranky.jp-maze/web/blog/class/View.php:25) in /home/users/1/cranky.jp-maze/web/blog/class/View.php on line 81
中川コージの業界トレンド観察::百式

百式

CapD20090421.jpeg

毎年様々な機関から独自の判定基準によって「中国企業一百強」などが公表されます。中国の検索サイト「百度」で検索すればたくさんでてくるでしょう。日本語で言えば、中国企業トップ100です。
それぞれ調査機関の判定基準が一様ではないので、客観的な判断をすることはできないのですが、大体上位10以内には、天然資源、自動車、通信、金融、保険、建設、電器などが入ります。

その100位のなかで面白い企業がランキングされていることがあります。今回ホームページなどをみていて面白かったのは、百聯集団です。
グループ全体の親会社だけでなく、親会社を含めグループ中で5つも上場している会社(百聯股イ分、友誼股イ分、物資中心、第一医薬、聯華超市)があるようですが、この親会社のホームページをみるととても不思議なんです。まず目を引くのは、サイトの新着情報の下にグループ(所属の各会社)が展開するブランドがずらずらと流れています。それこそ、建材、医薬品、物流、食品、燃料、投資、化学、オークション、アパレル、金属・・・と右から左まで、、、上から下までなんでもやってしまうぞというあらゆる業界展開ですね。
日本でも多角経営をおこなっている会社は多くあると思いますが、ここまでのバリエーション展開をしている企業はなかなか見つけるのは難しいですよね。

経営学の世界では、こうした非関連多角化の利益貢献については、比較的懐疑的な論調が最近の潮流となっています。当然これは、主に欧米の企業を統計的に分析した結果なわけですが、どうもいまの中国を見ているとこうした「昔」アメリカで流行ったようなやり方としての超多業種コングロマリットが成り立っているような気がします。

ということは動態的に分析をするならば、もし中国がこれからさらに経済発展し、特徴的な政治的影響が減少し、より欧米に近い経済実地になっていくと判断するのであれば、アメリカで急速に衰退したコングロマリットのように、百聯集団のようなコングロマリットも突然のように衰退していく、もしくは自ら縮小していったり、資本関係を解消していく可能性はありますね。

一方で、中国は欧米とは異なって、文化的影響によって、こうしたコングロマリットの業態が成り立っているのであるから、経済発展にともなって、さらにこうした巨大コングロマリットが超絶発展していくということもできますよね(株価は超級高騰!!??ww)。

どちらも可能性のある議論とおもいますが、僕は新しい中国モデル(コングロマリットの経営力について新しい要素の発見)ができるとするのであればとても面白いので、ぜひ後者の例のように、何か発展的であってほしいなぁと思います。5年~10年で答えはでるような気がするので、どっちに転がっていくのか、百聯集団、要チェキ!です。



下の小さいバナーは関連した情報ランキングへのリンクです。
クリックしていただけると、ランキングが上がりブログを見ていただける方が増えるそうです。
人気ブログランキングへ
Calendar
<< April 2024 >>
SunMonTueWedThuFriSat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930
search this site.
tags
archives
recent comment
others
admin